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タラナキ山(エグモント国立公園)のトレッキングコースは4種類!1時間~最大5日間まで

タラナキ山(エグモント国立公園)のトレッキングコースは4種類!1時間~最大5日間まで

ロンリープラネットによる『2017年に行くべき観光地』の世界2位にも選ばれた、ニュージーランド北島のタラナキ地方。

先日タラナキ山へトレッキング取材をしに行った際、現地で情報を集めてみると思いのほかコースの選択肢が充実しており、ネットの日本語情報ではあがってこない情報もかなりあることを知った。

そこでここでは、「エグモント国立公園(タラナキ山)でトレッキングがしてみたい!」という方のために、主なコースを所要時間別に紹介してみよう。

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タラナキ山のトレッキングは、大きく4種類ある

タラナキ山のマップ photo by Hiking in NZ

各コースの説明の前に、分かりやすくするために、タラナキ山トレッキングの選択肢をざっくりと整理してみよう。

まず、距離や時間別などから、大きく4種類に分けられる。

  1. 1時間~数時間程度の各種ショートウォーク
  2. 頂上を目指す「サミット・クライム」(8時間)と、北部の見どころを歩く「ポウアカイ・クロッシング」(9時間)
  3. タラナキ山北部を巡る「ポウアカイ・サーキット」(2~3日)
  4. タラナキ山を一周する「アラウンド・ザ・マウンテン・サーキット」(4~5日)

20分くらいの初心者向きショートウォークから、最大5日間の玄人向きのトレッキングまで、実にたくさんの選択肢があるのがタラナキ山のすごいところだ。それだけに、ある程度把握しておかないと「で、結局どこを歩くのがいいのんだ?」となってしまう恐れもある。1~4のコースを、大まかに見ていこう。

1.各種ショートウォーク

ノースエグモントのショートウォーク
ノース・エグモントのショートウォーク

タラナキ山のショートウォークでまず知っておきたいのが、トレッキングの拠点は2か所あるということだ。「ノース・エグモント」と「イースト・エグモント」がそれで、

  • 「ノース・エグモント」にはノース・エグモント・ビジターセンター、
  • 「イースト・エグモント」にはドーソン・フォールス・ビジターセンター

という観光案内所と駐車場がそれぞれ完備されている。どちらの拠点にも10分~数時間まで各種ショートウォークがあるが、おすすめしたいのはドーソン・フォールスだ。ニュープリマスの町から見るとかなり遠回りだけど、車があれば大丈夫。名前の通り、Dawson Fallsという落差18mの大滝を中心としてショートウォークが充実している。主なものは以下の通り。

  • Dawson Falls (往復20分)・・滝までの行って来いコース
  • Kapuni Loop Track (1時間)・・滝を含めてその周囲の森を一周する
  • Wilkers Pools Loop Track (1時間30分)・・多少標高をあげ、中腹にある小さな池を目指す。苔むした森や小川も通過する。

そのほかのコースや、ノースエグモントを拠点とするショートコースは、現地のビジターセンターにいけば簡単に把握できるので、当日の状況次第で決めても十分間に合う。

2.タラナキ山を登頂するサミット・クライムと、ポウアカイ・クロッシング

タラナキ山 山頂を目指す サミットクライム
タラナキ山の山頂を目指す、サミットクライム

 

日帰りながら一日がっつりと歩くのがこの2本。
タラナキ山登頂をまっすぐ目指す「Summit Climb Track」と、北部の湿地や池などの見どころを巡る「ポウアカイ・クロッシング」だ。

  • 『Summit Climb Track』

文字通りまっすぐ頂上をめざし、同じ道を降りてくるコースで、ノースエグモント側からスタートする。
コースは森から灌木地帯、森林限界、岩石地帯とめまぐるしく変化し、最後は富士山ばりの細かいガレを踏み分けたような急登コースとなって頂上に至る。ちょうど中間地点の「Tahurangi Lodge」というプライベートロッジ付近にトイレがあり、休憩にはちょうどいい。頂上は2,518m。北島では2番目に高い山だ。また、後ほど「3」で紹介するポウアカイ・サーキットの初日に組み込んでしまうことも可能。

  • 『Pouakai Crossing』

後ほど説明する「ポウアカイ・サーキット」の約半分を一日で歩きぬけてしまおうというのがこのポウアカイ・クロッシング。(※山頂へは登らない。)ノースエグモントから始まり、しかし一方通行なので、下山口からのシャトルバスを予約する必要がある(taranaki mountain shuttle のページへ)。
見どころは、国立公園の半分の植物が集まるといわれる大湿地と、2つの山小屋、そしてよくポストカードやガイドブックで見かける「タラナキ山がそっくり池に反射した写真」が取れる小さな池だ。「サミットはきつそうだけど、タラナキをしっかり一日歩いてみたい」という方にはぴったりなコースだろう。

3.ポウアカイ・サーキット

 タラナキ エグモント ポウアカイ サーキット
タラナキの代名詞「ポウアカイ・サーキット」にある小さな池(tarn) この日はガスがあってタラナキの雄姿は見れず・・残念。

 

僕がタラナキへのトレッキング遠征で歩いたのがこのコースだった。山頂へはいかないが、国立公園北部の見どころを余すことなく見て周る素晴らしいコースだった。通常は2泊3日で歩くが、初日は4時間、2日目は3時間、3日目が7時間の行程だから、健脚なら1泊2日でもムリなく歩けると思う。

1日目はタラナキ山の中腹で高山植物と展望をながめ、
2日目は山に囲まれた大湿原と、ポストカードやガイドブックでよくみる「タラナキ山が逆さに映った池」を通り、
3日目はゴブリン・フォレストと言われる苔むした原生林を歩く。

山小屋もキレイで申し分なく、同じコースを同じ日に歩いた人たちとも仲良くなれて、本当に気持ちのいいトレッキングだった。
詳細については、後ほど出版する電子書籍の方にまとめておくので、ぜひ読んでみてほしい。

4.アラウンド・ザ・マウンテン・サーキット

タラナキ エグモント ポウアカイ サーキット
タラナキの森を歩きぬく、アラウンド・ザ・マウンテン

 

4日から5日間かけて、タラナキ山の周囲を一周する「Around the Mountain Circuit」。
実はエグモント国立公園内にはたくさんの山小屋がまんべんなく設置されていて、遠くても7~8時間で次の山小屋にたどり着けるようになっている。それらを結ぶのがアラウンド・ザ・マウンテンだ。

「5日間もシャワー浴びれないなんて!!」
と思ってしまうかもしれないが、この点についてはよくできていて、上に挙げたドーソン・フォールスには「Konini Lodge」というB&Bが、ノースエグモントのビジターセンターにはカフェが、そして同じくノースエグモントにはまるでバックパッカーズホステルのような「the camphouse」というシャワー付きの山小屋がある。4泊のうちの2日はうまい食事とシャワーが浴びられるわけだ。

ちなみに、どこから歩き始めてもいいわけで、山小屋も4つ以上あるのでコース設定に関してはかなり融通が利く。思い切って山頂コースもすべて歩ききってしまうのもアリだ。

 

最後にもう一度だけ、宣伝。
僕が2017年の年始に行ったタラナキ遠征(ポウアカイ・サーキット2泊3日)の体験記が電子書籍で出版されるので、ぜひダウンロードして読んでみてほしい。コースの詳細だけでなく、山小屋の泊まり方など、ニュージーランドでトレッキングをする上での一般情報もできるだけ盛り込んである。お値段はLineのスタンプより安い99円!買っても損はないと自信をもっていえる。今後の僕の活動を支援してもらうという意味でも、購入していただけるとありがたい。

※近日発売予定です

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