NATURE ニュージーランド

ちょっとだけNZの自然に詳しくなれるネイチャーマガジン

2017年、オークランドに野生のキーウィがやってくる!?

2017年、オークランドに野生のキーウィがやってくる!?

飛べない鳥たちの代表格と言ってもいい、ニュージーランドのキーウィ。
動物園では見ることができるこの鳥だけど、実のところ、野生のキーウィを見るのは一般の観光客にとってはかなり難しい。飛べないことが災いして、急激に数が減ってしまっているからだ。

オークランドもその例外でなく、野生のキーウィの生息地と言ったらコロマンデル半島までいくか、トンガリロ国立公園あたりまで南にいかなければならず、一般人では到底出会うことはできそうにない。

でも、もしかしたら2017年ごろには、オークランドでも気軽に野生のキーウィが見られるようになるかもしれないというニュースが入ってきた。本当なんだろうか?詳しく見てみよう。

オークランドで野生のキーウィが見られるようになる!?

シェークスピア シェイクスピア リージョナルパーク
シェイクスピア自然公園(オークランド)

 

Radio New Zealandというニュースサイトの情報によると、オークランドから北に車で1時間ほどの距離にある保護区、「シェークスピア自然公園 Shakespear Regional Park」が、キーウィ放鳥のための寄付金を集めているという。

※シェークスピア自然公園はこちらの記事に詳しい

【オークランドの自然公園】 シェイクスピア自然公園で見どころ満載のトレッキング!!

オークランドには26もの自然公園(Regional Park)がある。それぞれに特徴的な景色やウォーキングコースがあって素晴らしいハイキングが楽しめるものの、日本人旅行者にはまだまだ知られていない自然公園も多い。そこで、これらを一つ一つ実際に歩いてみて、レポートし…

…..

オークランドの本島ではすでにキーウィは地域的に絶滅してしまっている。つまり、保護区を立てて野生のキーウィを放ち、再びオークランドにキーウィが見られるようにしようという計画が持ち上がっているのだ。

キーウィも実は5種類に分類されているが、シェークスピア自然公園が放鳥しようとしているのは、その中でも2番目に貴重なリトル・スポテッド・キーウィというマダラ模様のキーウィ。20羽を放鳥する計画で、捕獲と輸送などの費用に日本円で500万円ほどかかるという。もう60%以上は資金が集まったということだから、きっと2017年度中には本当にオークランドに野生のキーウィがやってくるに違いない。

オークランドでキャンプをしてキーウィを見る夜がやってくる!

キャンプ場で・・

 

これはただオークランドにキーウィが戻ってくるというだけのニュースじゃないような気もする。シェークスピア自然公園には、一般市民も泊まれるキャンプ場があって、都市から近いこともあって非常に人気がある。本当にキーウィ放鳥が実現すれば、近い将来、こんな出来事が起こるようになるはずなのだ――。

2019年の夏のある日。オークランドから近場にキャンプをしにやって来た家族は、その夜、聞いたことのない奇妙な鳴き声を聞いた。甲高く鋭い鳴き声がこだましている。「なんだろう?」と子どもが言うので懐中電灯を持ってあたりを散策してみた。しばらくすると今度はすぐそばの茂みから鳴き声が聞こえてくる・・とても近い!緊張してじっとしていると、足元にのっしのっしと声の主が歩いてくる音が聞こえてきて・・
「・・キーウィだ!」子どもがたまりかねて叫ぶと、その生き物は懐中電灯の明かりの中を、ものすごい勢いで逃げて行った。それがその家族にとっての、初めての野生のキーウィとの出会いとなった――。

ニュージーランドにすむ人でさえ、野生のキーウィに会ったという人はほとんどいない。それだけに、思いがけない遭遇はきっと子どもたちの脳裏に焼き付くはずだ。野生のキーウィに会えるキャンプ場ができたとなれば、きっと多くの人がやってくる。そしてそんな成功例ができれば、きっと後続の保護区もキーウィの暮らせる環境を作ろうとするだろう。

そんなニュージーランドの自然と人間の好循環が、すぐそこまで迫ってきてる。僕にはこのニュースがそう伝えようとしているように思えるのだった。

キーウィについてはこちらの記事をどうぞ

違いは何!?【キーウィ】の仲間は全部で5種類!

飛べない鳥と言ったら真っ先に思い浮かぶ鳥がニュージーランドにいる。国鳥にもなっている、飛べない鳥のキーウィだ。ニュージーランド人は自らのことをNZ出身と言う意味で「私はキーウィだよ」と言ったりするし、キーウィフルーツも元をただせばこの鳥からつけられ…
野生のキーウィに会うのは一苦労!キーウィ探索に6日もかかった話

「飛べない鳥」と言ったら真っ先に名前の挙がる鳥がニュージーランドにいる。国鳥にもなっている「キーウィ(KIWI)」だ。彼らはニュージーランドの鳥にしては珍しく夜行性で、数が激減しているおかげでめったなことでは野生のキーウィを見ることはできない。だからこ…

記事元:RNZ – Playing match-maker for rare Kiwi

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK

こんな記事も読まれてます

Return Top