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オークランドにこんな場所が・・!ワイタケレ最南端で絶景トレッキング!

オークランドにこんな場所が・・!ワイタケレ最南端で絶景トレッキング!

オークランド地域には全部で26もの自然公園(regional park)がある。そのうち最も遊びがいがあるのは、なんといってもオークランド西に広がるワイタケレ自然公園だろう。

ここは1万6千ヘクタールという広大な自然がそのまま残された貴重な原生林地帯。ハイキングコースがとてもよく整備されており、その長さはなんと250キロにも及んでいる。海に接するので自然環境も多種多様、一つ一つのコースが個性豊かで魅力的だ。

今回歩いてきたのは、ワイタケレ自然公園最南端のワティプ(Whatipu)
岬の先端を歩くトレッキングコースは、さんざんオークランド地域を歩いてきた僕でも、あっと息をのむような絶景の連続だった。ワイタケレの中でもトップクラスのワティプの絶景コースを紹介しよう。

ワイタケレ最南端・ワティプの絶景。「オマナワヌイ・トラック」

コース名:Omanawanui Track – (Signal House track) – Kura Track

【レベル】中級(上り下りが多い。多少の急登あり。)
【タイム】3時間半
【距離】7.8km
【コース内標高差】240m
【見どころ】ワイタケレの“秘境”から眺める、タスマン海、マヌカウ湾の絶景!

まず、コース入口にたどり着くまでがちょっとした冒険だ。ワイタケレ自然公園の南部を海沿いに車で走り、小さな町Huiaを過ぎるとまったくの未舗装の山道に入っていく。日本と違ってガードレールなど大してないので、峠のジグザグはこれが結構気を使うのだ。

5キロほどもうもうと土煙を上げて進むと、ワイタケレ最南端のワティプ(Whatipu)に到着。
ここは街ではなく、キャンプ場が一件あるだけの公園のようなところだ。僕は友人と車2台で行って、キャンプがてらに周辺の山に登ることにした。

ワイタケレ、ファティプのキャンプ場

ワイタケレ、ワティプのキャンプ場。僕はここでキャンプをした。

さて、登山地図を見ると、ワティプのキャンプ場から3時間ちょっとで歩ける海沿いのよさそうなコースがあった。それが「オマナワヌイ・トラック Omanawanui Track」という舌を噛みそうなコースで、標高241mの山頂を目指して海沿いの山を歩き、帰りは谷側の別のコースを歩いてキャンプ場まで戻ってくるというもの。僕らはキャンプ泊の翌朝のひと運動として歩くことにした。

ワイタケレ一の絶景を堪能!

キャンプをした翌朝は気持ちのよい晴れだった。簡単な朝食をのんびり楽しみ、テントはそのままにしてさっそく海沿いの山頂目指して歩き出した。

コースはまず草原の山を登って標高を稼いでいく。キャンプ場がだんだん小さくなって、どんどんタスマン海の景色が視界に入ってくる。その手前には、山と海に挟まれた湿原地帯。オークランドからたった一時間たらずの場所とは思えない”ありのまま”の自然に驚くばかり!

ワティプのトレッキングコース序盤。低木や草の茂みを登る。奥にタスマン海

ワティプのトレッキングコース序盤。低木や草の茂みを登る。奥にタスマン海。

反対側の景色。ワイタケレの原生林だ。

反対側の景色。ワイタケレの原生林だ。

 

ジグザグにとにかく標高を稼ぐこと約30分。頂上らしき場所に着くと分岐があって、右手に折れれば往復20分くらいのサイドトリップ「Signal House Track」へ。ここは地図上では正真正銘ワイタケレの最南端のコースだ。先端では、眼下に小さなビーチが見えた。

タスマン海とビーチ。絶景独り占め!

タスマン海とビーチ。絶景独り占め!

 

サイドトリップを終えれば、あとは海沿いの(そして崖っぷちの)トレッキングを楽しむのみだ。
標高自体はもう稼がないけれど細かいアップダウンが多く、言ってみればちょっと玄人好み。
疲れる分、海からの風が気持ちいい。どこを見ても海・崖・森・空の絶景!

最も標高の高い241mからの景色。キャンプ場もわずかに見れる。奥はタスマン海。

山頂からの景色。キャンプ場もわずかに見れる。奥はタスマン海。

マヌカウ湾と吹き抜ける風が気持ちいい。

マヌカウ湾と吹き抜ける風が気持ちいい。僕が握っているのはお菓子(笑)

オークランド地域のトレッキングコースは基本的には優しめのコースが多いから、このワティプみたく歯ごたえがあって、「ちょっと苦労した末に得られる絶景!」といった雰囲気が楽しめるコースは実は意外と少ない。その点、ここワティプは未舗装地域の地の果てのような雰囲気も相まって「登山を楽しんでいる!」という気分が味わえた。

オマナワヌイ・トラックは道路(未舗装路)にぶつかって終点となり、道の反対側に入口のある谷側のコース「クラ・トラック」へと進む。僕らはなぜか、道の反対側にあるはずの入口が見つからず、ショートカットと称して未舗装路を歩いてキャンプ場まで戻った。でも車がモクモクと土煙を上げるので(予想はついたが・・)、これはあまりおススメできない。

クラへの入口が分からなかったのは、おそらくオマナワヌイトラックから未舗装路へ降りるエスケープルートを間違えて進んでしまい、終点ではない場所に降り立ったからだと思う。

マヌカウ湾沿いを歩くオマナワヌイ・トラック

マヌカウ湾沿いを歩くオマナワヌイ・トラック

でも、モデルコースとして、上の登山マップにはクラ・トラックを利用するループトラックを載せておいた。
個人的には秘境のような雰囲気も相まって、ワイタケレではベストなトレッキングコースではないかと思う。
キャンプも合わせて、ぜひまた訪ねてみたい場所だ。

そのほかのトレッキングコース情報はこちらから!

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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