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『帆の街』オークランド。フェリーに乗ってのんびり観光にでかけよう

『帆の街』オークランド。フェリーに乗ってのんびり観光にでかけよう

日本からニュージーランドに旅行するとき、多くの人がまず最初に降り立つのは、北島のオークランドという街だ。ここはニュージーランドの最大の商業都市にして、移民の多い人種のるつぼ。450万人しかいないニュージーランドの人口の3分の1が暮らし、メインストリートはいつも活気にあふれている。

高層ビルが立ち並ぶそんなオークランドだが、一歩町を出ればそこはやはりニュージーランド。周辺には広い空と碧い海が広がり、のどかな景色が出迎えてくれる。今日は都会の街並みを抜け出して、ニュージーランドらしい風景を探してみよう。

帆の街オークランド

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近隣諸国から多くの人種が集い、雑多な街並みと近代的な高層ビルが交差するオークランド・シティ。人々が行きかう慌ただしいこの街には、もう一つの顔がある。それは別名『帆の街(シティ・オブ・セイルズ)』

住宅街を歩いていると、そこかしこのお宅の庭に小型の船やヨットが置かれているのに気が付くだろう。ここでは個人で船を持っている住人が多く、なんと3軒に1軒の割合もあって、船舶の所有率は世界一なんだとか。

天気のいい週末になれば、都会のすぐ目の前の海に百を超えるヨットや大小のクルーザーが集まり、多くの人がマリンスポーツを楽しんでいる様子を見ることができる。オークランドは、海と切ってもきれない街なのだ。

都会らしく海上交通もとても発達していて、だれでも安く手軽に乗れるように整備されているのがオークランドのいいところ。ヨットを持つのは難しいけれど、近隣を結ぶ定期便フェリーでも十二分に『帆の街』を体験することができる。

フェリー通勤!? オークランドの日常

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オークランドでは都心の目抜き通りクイーンストリートの先にあるフェリーターミナルからすべてのフェリーが発着している。まるで鉄道の駅のように細かい時刻表が設置され、一日で最も便数が多いのは朝の時間帯というのも鉄道そのもの。

実際、朝の8時~9時ごろに船を待っていると到着したフェリーからたくさんのスーツ姿のビジネスマンが降りてくるのを目にするだろう。これはオークランドの都心と海を隔てた対岸の地域を結ぶ橋が「ハーバーブリッジ」一本しかなく、多くの人はバス通勤の代わりに、フェリーに乗って都心の会社に出勤しているからだ。フェリー通勤なんて、ニュージーランドならではの緩やかな時間の流れを感じずにはいられない。

つかの間の優雅なクルーズを楽しむ!

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運航するのは小さなフェリーだが、対岸まで往復12ドルと格安で往復約30分の船旅が楽しめる。天気の良い日はエメラルドグリーンの海に数々のヨットやクルーザーが行き来する風景がみられ本当に気持ちがいい。その背景にはさっきまで歩いていた都心の高層ビル群。スカイタワーもはっきりと見えている。船に乗ってものの数分で、さっきまでの都会の喧騒がうそのように自然のど真ん中に入り込んでいく。都会と自然が隣接するオークランドならではの船旅だ。

対岸の町デボンポートとマウント・ヴィクトリア

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対岸部はこぢんまりとしたカフェやギャラリーが立ち並ぶデボンポートという街。
海沿いの遊歩道や図書館も整備され、街全体に開放的な雰囲気があって、家族でのんびりと休日を過ごしたい都会暮らしの地元民もよく訪れる、ちょっとしたリゾートのような街だ。

15分も歩けば通り抜けてしまうメインストリートの先には、「マウント・ヴィクトリア」という標高100メートルほどの小さな山がそびえている。標高こそ低いものの、そこはニュージーランド。高層ビルと呼べるような高い建物がほとんどないから、頂上からは地平線の先まで見渡せるような素晴らしい眺めが楽しめる。

360度の広い空に、澄んだ空気。 本来当たり前にあるものだが、都会の中にいると忘れてしまいがちなもの。ニュージーランドの世界遺産のような息をのむ壮大な大自然もいいけれど、こうして自然と都会が共存する空間を肌で感じてみると、不思議と安心感のようなものを覚えてしまう。これも一つのニュージーランドの顔なんだろう。

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ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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