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観光ビザでNZの銀行口座を開ける方法

観光ビザでNZの銀行口座を開ける方法

ニュージーランドの銀行の金利は世界的に見ても比較的高いことで知られている。
2016年現在でも、一ヶ月定期預金の金利は2.5%~。2年以上のコースともなれば4%を超えている。日本の0.1%さえ下回る金利からすればとても魅力的な数字だ。

でも、「観光で訪れた際についでに口座を開けて帰ってくる」というような方法はできるのだろうか?
私の実際の体験談をもとにお伝えしよう。

一昔前は口座開設は誰でもできた

たとえば10年前は口座開設はカンタンだったと在住者の人は口を揃える。
ちょっと前までは、泊まっているホテルの住所をもって銀行へいき、「口座を開きたい」と言えばそれほど苦労なく開けることができたのだ。

2014年末より、住所証明が必須に

私は2015年の7月に観光ビザで渡航し、泊まっているホテルの住所を使って口座開設をしようと大手の銀行をまわったが、すべて断られてしまった。

理由は「公的な住所証明がない」から。
労働の際に必要なIRDナンバーの郵便物や、電気水道などの支払い請求書など、名前入りの郵便物がないと口座開設はできないとどこの窓口でも言われてしまったのだ。それならと、学校やホストマザーやエージェントに頼んで一筆書いてもらっても、銀行員は見てもくれなかった。

僕の経験上、実質のところ、観光ビザでは口座開設はできないというのが残念ながら現状のようだ。

どうして厳しくなったのか

各銀行や、現地在住者、留学エージェントにも足を運んで「観光ビザでの口座開設」について聞いてみた。
どうやら、マネーロータリング(銀行間で資金転送を繰り返し汚いお金の出所を見えなくすること)などの不正防止のために、NZの銀行は2014年末から一斉に条件を厳しくしたそうだ。おそらく、今後も緩和されることは期待しにくそうだ。

観光ビザで口座開設できる銀行はまだある!

さらに聞き込みを続けみると、数ある銀行の中でただひとつだけ、住所証明がなくても口座を開設することができることがわかった。そして僕も実際、この方法でなんとか口座を開くことができた。

その銀行は、ASBバンク

ASB bank

ASB bank

NZの銀行でも大手の一つ。小さな町にもたいていATMが設置されており、旅人にも便利な銀行。


ASBバンクのみ住所証明に二つの方法を設けており、一つは他行と同様に「公的機関からの郵便物」、そしてもう一つに「ASBから郵便を送ってもらう」という方法がある。つまり、ASB支店の窓口で「住所証明できるものがないが住所はある。」「郵便を一通送ってほしい。」とお願いすれば、カラの郵便を一通発送してくれ、3~4日後に届いたカラ郵便を持って同じ支店へ行けば、それを住所証明として扱ってくれる。この方法であれば定住していなくても、ホテル等の住所を使って口座開設ができる。

ただし、保有するビザの期間が6か月以上でないと口座開設を断られるケースもある模様。(僕は所有ビザについては提示を求められなかった。)現状では「ビザの期間」については銀行員によって対応が異なるが、おそらく数年もしないうちに長期ビザの提示も必須になるだろう。「旅のついでに口座開設」は今や昔ばなしになりつつあるのかもしれない。

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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