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TOEIC730点は海外で通用するのか? NZの現地企業ではたらく僕の経験談とアドバイス。

TOEIC730点は海外で通用するのか? NZの現地企業ではたらく僕の経験談とアドバイス。

「海外就職をするには、TOEICは何点を目指せばいいのだろう?」

これって気になる方、けっこう多いんじゃないだろうか。

日本国内での外資系への転職ではTOEIC730点や860点というのが一つの指標になっている。でも、果たしてこの数字は身一つで海外に出て現地就職したときにも通用するのだろうか!?

海外移住や海外の現地企業に就職を考えたとき、TOEICは何点を目指したらいいのか。今日はそんな疑問について、海外で実際に働いている僕の経験から答えてみたいと思う。

s-akushu

TOEIC840点でニュージーランドへ

僕もニュージーランド移住前は長らくTOEICを中心に英語の勉強をしていた。
渡航前のTOEIC最終スコアは840点。過去にワーホリもしていたので英会話にニガテ意識はあまりなく、IETLSもスピーキングは7.0、トータル(Overall)で6.0だった。TOEIC800点以上はTOEIC受講者全体の上位約10%と言われているから、一般的な英語学習者としては割と充分なスコアだと思う。

NZに来てからはまず園芸/造園の専門学校に通い、現在はニュージーランドの現地企業にて働いてる。園芸関係の職場で、上司だけでなく、ひっきりなしにやってくるお客さんに植物や肥料&農薬などの専門的な話を交えてセールスをしなければならず、かなりの英語力を求められる職場だと言っていい。

海外で現地企業に就職!でも..!?

しかし、「それなりにしゃべれる」という自負は仕事の初日から打ち砕かれてしまった。びっくりするほど聞き取れないし、こちらがしゃべっても発音が悪いのかまるで通じない。通じなさすぎてスペルを伝えてやっと通じるありさまだ。移民の英語に慣れている人との会話はあまり問題ないものの、特に年配の方や、若者でも移民とあまり接したことのない人とは、まるで仕事にならないレベルの意思疎通しかできない・・。

これはほんとうに悔しい思いをした。「今まで勉強してきたのは何だったのか!」と本気で思ったものだ。

こいういった苦労は僕だけの話ではなさそうで、同じ苦労を味わったであろうNZに住む移民たちと話してみると、皆似たり寄ったりのスタートだったよう。

さらにいろいろな方の体験談を聞いたり、友人のスコアや英会話力を知るにつけ、だんだんと「仕事で使えるTOEICスコア」の傾向がつかめてくるようになってきた。

外国の企業で使える英語レベル=TOEIC〇〇点

結論から言うと、最初の疑問、

海外就職をするには、TOEICは何点を目指せばいいのか?」、つまり即戦力として現地企業でやっていける英語力のことだけど、僕の結論は、

TOEIC900点以上(!!)はいると思う。

「高すぎる!」という声が聞こえてきそうだけど・・^^;
海外の、ネイティブが運営する会社に勤める日本人にこの質問をしてみてほしい。おそらくほとんどの人は似たような数字を出してくるだろう。日本国内では800点代は高得点とされてはいるものの、800点代の特に前半では、ほぼ間違いなく僕と同じ状況に陥るはず。ましてや730点では、いきなり現地の人の中に入って仕事をするのはかなり困難な道ではないだろうか。900でやっと海外就職の入り口に立つ、と言っても言い過ぎでは無いと思う。

でも、だからと言って「TOEICは900取ってから海外に行こう」という話でもない。僕がここで本当にお伝えしたいのは、「どうTOEIC900レベルまで行くか」ということを皆にもっと考えてほしいということなのだ。

TOEIC英語と現地の英語はベツモノ!現地英語を習得しよう

上で書いた通り、僕のケースで問題になったのは、主に移民との接点が少ないニュージーランド人とのやり取りだった。この問題は日本語で置き換えてみると分かりやすいと思う。日本で友人同士で話をするとき、教科書で習うようなきれいな文章を使うだろうか?・・きっと誰も使ってないはず^^;
つまり、スラングもふくめて、「現地で使われる英会話」と「教科書の英語」はずいぶん開きがあるということだ。

僕が心の中で叫んだ、「今まで習ってきたことは何だったのか!」というのもあながち間違いではない。そもそも教科書英語は教科書の中で通用する英語だったのだから。

そこで考えたいのが、「いかに現地の英語を習得するか」。
若い人ならワーキングホリデービザがあるし、僕のように専門学校に入るのも手だろう。スチューデントビザでもバイトはできる。ボランティアでも、WWOOFでもいい。失敗が許される状況でその国の英語を習得できる状況をつくることそして自分をそこに放り込むこと。そこに尽きると思う。

そのためには、日本で英語の基礎を習得したら、できる限り早く海外に出よう。

「準備がもっとしっかりできてから・・」「英語力がもうちょっとついてから・・」というのはナシ。そういう人は絶対結局理由をつくって出てこない。乱暴に言えばTOEIC600も800も”現地就職”の文字の前では無力。それだったら、日本でTOEIC900を取るのは至難の業だし、現地の生の英語に触れるだけ触れて、海外でトライ&エラーの波に乗るしか方法は無いのだと思う。TOEIC900点は、そのトライ&エラーの行程の先に、いつの間にか取れていた、というのが理想なのではないだろうか。

海外での現地就職にTOEIC高得点は必須。でも真逆のようだけど、そのためにもまず海外で試行錯誤をできる状況に身を置くしかないのだ。

僕も最初の海外挑戦のときはTOEIC500点で出国して、まるで英語が喋れないところからスタートだった。誰でもきっとそんなものだ。まずは現地の英語に触れる。「TOEIC900でやっと入口」という前提に立って、その入口に至るまでのプロセスをしっかり考えてみれば、おのずととるべき行動はみえてくると思う。

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