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オークランドにキーウィが帰ってくる!フヌア自然公園に40羽のキーウィ放鳥へ

オークランドにキーウィが帰ってくる!フヌア自然公園に40羽のキーウィ放鳥へ

今日はちょっと明るいニュースだ。

数が減少し、絶滅も心配されるニュージーランドの国鳥・キーウィが、なんと数十年ぶりにオークランド地域に帰ってくることが決まったようだ。キーウィ放鳥のニュースを追ってみよう。

キーウィがオークランドに帰ってくる!

https://www.flickr.com/photos/nationalzoo/4478839639/

ブラウンキーウィ photo by Flicker

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まず、キーウィ放鳥のニュースの前に、背景の説明がいると思うのだけど、実はというか、いま現在オークランド地域にキーウィはいない。すでに外来種のイタチやネズミなどにやられていなくなってしまったのだ。例外的に外来種をすべて排除した沖合の島、たとえばティリティリ・マタンギ島などには生息しているものの、本島では外来種の駆除が難しく、これまでも放鳥は見送られてきた。

ところが、ここ10年ほどで登場してきた新しい外来種駆除、テン・エイティー(1080)という毒エサを撒く方法が大成功を収めており、一部の森では外来種の数が限りなくゼロに近くなって、貴重な鳥たちが元の生息域に戻り始めているのだ。そんな流れの中で、ようやくキーウィも再繁殖の計画が立てられるようになったというわけ。キーウィ放鳥に選ばれた場所はオークランド南にある「フヌア自然公園」だという。ニュースを詳しく見てみよう。

フヌア自然公園にキーウィがやってくる

オークランド市の発表によれば、数十年ぶりのオークランド地域へのキーウィ放鳥は「フヌア自然公園 Hunua range regional park」で行われるらしい。

コロマンデル半島に生息するキーウィ40羽を、今後6年に渡って順次放鳥、それぞれに発信器等を付けて生息状況を確認するようだ。フヌアへの放鳥第一弾は2017年3月31日、まずは6羽が放たれる

PC056819 フヌア 自然公園 hunua regional park オークランド 滝

フヌア自然公園 – hunua Falls

フヌア自然公園は以前にも「フヌア大滝と湖を巡るトレッキングコース」として紹介した、割と大きな森林地帯で、オークランド最高峰の山もある立派な山域だ。上述の「1080作戦」が最も成功をおさめた保護区でもあり、すでに絶滅危惧種のコカコ(ハシブトホオダレムクドリ)という鳥も放鳥、モニタリングが続けられている。

コカコの再繁殖はうまくいっているようだから、きっと数年たてばキーウィもフヌア自然公園で見れるようになるんだろう。「キーウィが住む森」が身近になるのは嬉しいことだし、観光資源としてもドル箱に化けるかもしれない。今後もフヌア自然公園のキーウィたちを見守っていこう。

記事元:
auckland city council – Help make the Hunua Ranges stay safe for new kiwi ‘homeowners’

フヌア自然公園の記事はこちら!

【オークランドの自然公園】 大滝とダム湖を巡るフヌア自然公園トレッキング!

オークランドには26もの自然公園(Regional Park)がある。それぞれに特徴的な景色やトレッキングコースがあって素晴らしい山歩きが楽しめるものの、日本人旅行者にはまだまだ知られていない自然公園も多い。そこで、これらを一つ一つ実際に歩いてみて、レポートしよう…

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園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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