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テカポを超える星空!?「グレートバリア島」が星空保護区申請へ!

テカポを超える星空!?「グレートバリア島」が星空保護区申請へ!

ニュージーランドで星空観察と言えば南島の「レイク・テカポ」が真っ先に挙げられる。

テカポは街を挙げて本気で星空世界遺産をめざしている小さな町で、現に「ダークナイト・リザーブ(星空の保護区)」としてすでに登録もされ、世界中から夜空を見に観光客がこの町にやってきている。

そんな中、新たにテカポに続く「星空の保護区」として名乗りを上げた場所がある。それが今回紹介する「グレートバリア島」という島だ。いったいどんな場所で、どうして星空保護区を目指すことにしたんだろうか?最新のニュースを追ってみよう。

NZの「グレートバリア島」が星空サンクチュアリ申請へ

グレートバリア島 photo by Flicker
グレートバリア島 photo by Flicker

NZ北島の隠れた観光スポット「グレートバリア島」が、新たな希望の光をみつけたのかもしれない。2017年に入って、グレートバリア島という島が「星空サンクチュアリ」登録へ向けて正式に申請を行った。審査は「国際ダークスカイ教会 international dark sky association」が行い、受理されればニュージーランドとしてはレイク・テカポに続いて2件目の星空の保護区となる。

そもそもグレートバリア島という島はどんな場所なんだろう?
グレートバリア島はオークランドから90km北東の海に浮かぶ比較的大きな島だ。観光地としてはあまり知られていないものの、原生林を歩くトレッキングコースが完備され、天然の温泉も湧いていることから、国内のアウトドア好きにとっては割と有名な存在だと思う。

しかし、グレートバリア島には、夏のシーズンを終えると島の観光業はオフシーズンに入ってしまうという悩みがあった。そこで島の住人や宿泊業者、それにオークランド市らが協力して冬の観光の目玉として「星空サンクチュアリ」の登録を目指すことにしたのだ。2016年に行った観察会では、最大都市オークランドと比べて10倍以上の星を観察することができたという。島には大きな建物がなく、星空観察の妨げとなる人工の灯りがほぼないことから、星空写真の愛好家などにとっては最高の環境が整えられていると言っていい。

審査の結果は2017年度中にも出るという。レイク・テカポは「星空」を観光の目玉として今やニュージーランドを代表する観光地にまでなった。グレートバリア島の希望の光は、良いニュースとなって無事に島に届くのだろうか?

そもそも「星空保護区」と「星空サンクチュアリ」の違いって?

グレートバリア島 photo by Flicker

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しかも、グレートバリア島が申請したのは、テカポの「星空保護区 dark sky reserve」を超える「星空サンクチュアリ dark sky sanctuary」だ。

そもそも星空保護区という言葉は、民間団体「国際ダークスカイ教会 international dak sky association」がつくったもの。ユネスコが世界遺産という概念を作ったのとちょうど同じような感じで、星空の保護区を作ろうと活動をしている組織だ。実はダークスカイ教会が認定する星空保護区には2つのレベルあって、それが通常の「星空保護区 dark sky reserve」とそれよりもさらに条件の厳しい「星空サンクチュアリ dark sky sanctuary」がある。

通常の星空保護区にはカナダやアメリカなどの多くの地域や地名が登録されており、ニュージーランドからは唯一レイク・テカポが登録されている。でも、テカポは街に人口があるからか、サンクチュアリ登録まではされなかったようだ。今回グレートバリア島が目指すのはテカポがなし得なかった「サンクチュアリ」への登録。これが実現すれば、ニュージーランドの観光業の歴史に新たな一ページが加わるのは確実だろう。

グレートバリア島で星空観察。時期や行きかたは?

ニュージーランドの星空 by Flicker

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さて、星空サンクチュアリの登録候補となった北島のグレートバリア島。星空を見に行くのは、いつごろがいいのだろう?

「夏は10時ごろまで明るいので、夏時間が終わって夜が長くなる冬の時期(4月以降~10月ごろ)に島に滞在するとよいでしょう。そうすれば子どもも観察しやすいと思いますよ。」

そう話してくれたのは「デスティネーション・グレートバリア島」という団体の代表・カロライン・レイさん。夜が長い冬の時期こそ、星空観察にはもってこいだという。

また、グレートバリア島行きのフェリーは、実はオークランド中心部のフェリー乗り場から出ている。夏は毎日一便、冬の間は週に3便。所要時間は4.5時間で、料金はざっくりと夏は往復150ドル、冬は100ドル。料金の点から言っても、冬に訪れるのがよさそうだ。ちなみに、オークランド空港から国内線も出ていて、こちらは往復200ドル、所要時間は30分となっている。(行きかたの詳細は島のホームページに詳しい。)

もし登録されれば大人気になること間違いなしのグレートバリア島。2017年の冬のうちに遊びに行ってみるといいかもしれない!?

参考URL: NZherald : Dark Sky Sanctuary status will put Great Barrier Island on international stage

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園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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