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ニュージーランドの面白キノコ、「バスケット・ファンガス」見~つけた!

ニュージーランドの面白キノコ、「バスケット・ファンガス」見~つけた!

ニュージーランドは日本と同じように雨が多く、そのため秋に森を歩けば足元はキノコ天国になる。

オークランド地域の自然公園・タファラヌイ・リージョナルパークを歩いていた時のこと。森の中のハイキングコース沿いの足元に、真っ白なものがいくつも生えているのが目に入った。

「これは・・きのこ??」

傘のある普通のカタチとは似ても似つかない、初めて見るキノコ。僕はすっかり足が止まってしまい、カメラを抱えたまましばらくその場から動くことができなかった。

今日は僕が遭遇した珍しいキノコ、その名も「バスケット・キノコ 」をご紹介しよう。

ニュージーランドのキノコ「バスケット・ファンガス」

さっそく写真をみてもらおう、これが僕がオークランドで見つけたオモシロキノコ、バスケット・キノコだ。

ニュージーランドのキノコ「バスケット・ファンガス」

 

なんだか八方スチロールの作り物みたいだけど、これでも立派なキノコ。僕は図鑑でみて知っていたから立ち止まったものの、知らない人だったら「ごみかな?」と思って通り過ぎてしまうかもしれない笑。

名前はBasket Fungus、もしくはWhite Basket Fungus。Fungusは日本語で菌類(キノコ)の意味なので、「バスケットキノコ」とでも呼べるだろうか(和名が調べても分からず。どなたか、わかる方コメントお願いします)。ニュージーランド、オーストラリア、チリで見られる種類のキノコで、大きさは大きなもので20センチを超えるほどになる。僕が見つけたのは手のひら大だったので、10センチくらいだっただろうか。ニュージーランドでは森の朽ちかけた木の上だけでなく、公園のマルチングに使われたウッドチップからなども生えるので、意外と身近な存在みたいだ。季節は秋から冬にかけて、6月ごろに最もよく観察することができる。

バスケット・ファンガス

 

バスケット・キノコ。気になるその形の意味は??

Basket Fungus in NZ by Flicker

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奇抜すぎるこのカタチ。きっと意味というか、戦略があるんだろうなぁと思って調べてみたら、やっぱりちゃんと意味があるようだ。

まるでサッカーボールのようなこのかたち。地面の朽木に生える特徴・・
そう、バスケット・キノコは転がって移動をしたいのだ
成熟すると根元からぽきっと折れて外れる。すると森の中を風にのってコロコロと転がり、胞子を遠くまで運ぶことができるのだという。

 

ニュージーランドではなんと約6,500種類もの菌類が発見されており、その倍以上もの菌類がまだ見つかっていない状態だと推測されている。ということは、全部で2万種以上はきっと自然の中に生きているわけだ。このバスケット・キノコはその2万分の1。これからも面白いカタチや生態をしたキノコと遭遇したら、きっと写真つきで紹介して、驚きを共有できたらと思う。

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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