NATURE ニュージーランド

ちょっとだけNZの自然に詳しくなれるネイチャーマガジン

『不都合な真実2』の口コミ・感想。良いドキュメンタリーの2大要素を備えた良作だった!

『不都合な真実2』の口コミ・感想。良いドキュメンタリーの2大要素を備えた良作だった!

元アメリカ副大統領、アル・ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らし、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞や、翌年のノーベル平和賞受賞など、ドキュメンタリー映画史上に残る作品となった映画『不都合な真実 An Inconvenient Truth』。

あれから10年以上が経って、地球温暖化はどれほど悪化し、世界ではどんなことが起こっているのかーー。
アル・ゴア氏の語りをベースに、最新映像を交えて「真実」に迫る続編、『不都合な真実2 (An Inconvenient Sequel ~truth to power~)』が2017年11月から公開される。

日本では公開はまだ先だが、僕が住むニュージーランドではすでに公開されているので、一足先に鑑賞してきた。この映画を一人でも多くの人に見てほしいので、今日は『不都合な真実2』のちょっとした感想を書いてみたいと思う。

映画『不都合な真実2』の口コミ・感想

不都合な真実2より by Cannes

.

映画「不都合な真実1」が上映されたのはもう10年以上も前のことになるけれど、スクリーンに映し出された衝撃の映像やデータ、そしてアル・ゴア氏が熱心に語る姿を不思議と覚えている方も多いのではないだろうか。

『不都合な真実2』はその続編だけあって、これらの特徴は健在だ。
いやむしろ、10年のうちに起きた度重なる温暖化による災害によって、その迫力や緊迫感は以前にも増して強くなっている。

たとえば、作中に出てくるアメリカの高潮被害を受けた都市やグリーンランドの観測所。これらはここ10年で深刻な被害を受けており、温暖化問題の最前線と言っていい場所だ。氷床は溶けてなくなり、海沿いの街が損害を受ける頻度は年々高くなっている。アル・ゴア氏は長靴やヘルメットをかぶってこれらの場所を訪れ、地元の人の話を聞き、活字や写真では伝えきれない”温暖化のいま”を見せてくれる。

「地球温暖化」という言葉は、多くの人が聞き飽きるほど聞いている。けれど、その最前線で「いま」何が起きているのかを伝えてくれる映像には、なかなか出会う機会はないのではないだろうか。

『不都合な真実2』は、「自分はどう行動するべきか」を考えさせてくれる良質な映画

不都合な真実2より

.

個人的にミニシアター系の映画が好きなのでよく単館系映画館に足を運ぶのだけど、「良いドキュメンタリー映画」には必ず2つの要素が備わっていると思う。

それはつまり、「印象的な一場面」「観た者に行動を起こさせるエネルギー」だ。

『不都合な真実2』の印象的な場面と言えば、(予告編にも使われている)アル・ゴア氏の野外演説の場面だろう。

「黒人解放や、公民権運動、女性参政権運動と同じように、この地球温暖化問題も今こそ皆で取り組まなければならない。この地球は今、私たちの声や行動にかかっているのだから――。」

数々の映像とアル・ゴア氏の人生をかけた闘いを見て、何も想わない人はきっと一人もいないと思う。きっと多くの人が、この映画を観終わって帰りの道すがら、「何か自分も行動を起こそう、始めてみよう」と考え込んでしまうはずだ。僕も帰りの車の中でひとしきり考え、ノートにメモしたのを一週間たった今でも時々読み返している。

いい映画は、印象的な映像が記憶に焼き付き、観た者を不思議とその気にさせてしまう。『不都合な真実2』は、その両方を兼ね備えた素晴らしいドキュメンタリー映画だと言っていい。

ぜひ映画館に足を運んでみよう。良質なドキュメンタリー映画を見て、地球温暖化の最前線に触れてみよう。それはきっと、貴重な2時間を投資するに足る素晴らしい経験になると思う。

『不都合な真実2』のHPはこちら。アクセスするとすぐに予告編も観れる。

映画『不都合な真実2 放置された地球』公式サイト

今秋、あなたは衝撃の「現実」を目撃する。11月17日(金)ロードショー

 

コメントはこちら

*

COMMENT ON FACEBOOK

こんな記事も読まれてます

Return Top