ニュージーランドの国鳥・キーウィを、旅行中になんとか一度は目にしておきたいという方は多いと思う。でも、NZの動物園にある「暗室=キーウィハウス」で30分粘っても一羽も見れなかった・・なんて話はよく聞くし、見れたとしても「暗闇で動く毛玉」くらいにしか分からなかった・・(苦笑)なんて、もはや笑い話のような体験談も聞こえてくる。
そこで、この記事では「どこへ・どのタイミングで行けば確実にキーウィが見られるのか」の問いの僕なりのベストな回答を書いてみたい。キーウィを飼育している動物園や施設はニュージーランドにたくさんあるけれど、アクセスが割とよく、入場料も安く、ほとんど確実に見られるスポットがあるのだ。
キーワードは、「オトロハンガ」と「15:30」。さて、いったいどうすれば見られるのだろう??
オトロハンガのキーウィハウスへGO!
オークランドからハミルトン方面に車で2時間ほど走らせた場所に、「オトロハンガ Otorohanga」という小規模な街がある。一本のメインストリートの両側に店が並ぶだけの簡素な田舎町だけど、ここは『キーウィハウス』という名前そのままにキーウィをはじめとした野鳥が見られる動物園がある。(キーウィハウスの公式HP)(英語)
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オークランドなどの主要都市の動物園にもキーウィが見れる暗室はあるけれど、オトロハンガには暗室が2棟あり、見られるキーウィの種類も最大3種類と多いので、キーウィを見るなら間違いなくこちらの方がお勧めだ。
ベストタイミングは15:30!餌付けの時間を見逃すな!
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さて、僕がオトロハンガのキーウィハウスに行ったときは、やっぱりキーウィが観たかったので真っ先に暗室に入った。暗室にはガラス張りの大きな水槽(?)というかキーウィの居住スペースがあり、ガラスに額をつけるようにして「キーウィはどこにいる!?」と目を凝らしてみた。でも、10分待っても真っ暗な部屋では何一つ動きはなし・・仕方がないのでいったん外にでてほかの鳥を見てからまた挑戦するも、やっぱりキーウィは発見できず。どうやら彼らは常に動き回っているわけではないみたいだ。
「ちょっと自力で見つけるのは難しそうだな・・」
そう思って園内マップを見ると、一日3回、僕が滞在していた午後の時間帯は15:30分から「餌付けタイム(Feeding time)」があるらしい。ひょっとしたらそれなら・・と、無料の餌付けショーに参加してみることにした。
2棟ある暗室のうち、メインの暗室に、時間になると係員がやってきていろいろと説明をしてくれた。と、しばらくすると暗室内がにわかにざわめき出した。「いた!いた・・!あそこ!」と誰もが指をさしてヒソヒソと話している。指の先を必死で追いかけていると・・見えた!サササッと動く黒い影!黒い影はだんだんとガラスの近くを通るようになり、やがてはっきりと姿が見えるくらいに近づいてきてくれた。どうやら奥の方に巣があって、ガラスの手前に餌が置いてあるので、おっかなびっくりながら餌をついばみに来ているようだ。
餌付けタイムを含めて30分くらい暗室に滞在してみたところ、ガラス越しに目の前を何度も通ってくれて、思った以上に走り回る生のキーウィを思う存分見ることができた。
Book meからの予約で半額に? 15:00入場を予約しよう!
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キーウィハウスの餌付けタイムは一日3回あるけれど、おススメは断然15:30だ。
なぜなら、Bookmeというディスカウントサイトで15:00入場を予約すれば、通常26ドルの入場料が最大半額引きになるから。
以前紹介した、日本のホットペッパーのオンライン版にあたる、ニュージーランドのディスカウントサイト「Bookme」や「Grab One」なら、かなりの確率でオトロハンガのキーウィハウスのディスカウント・チケットが販売されている。常にあるわけではないけれど、僕が見ている限りは頻繁に掲載されているので、まずは探してみてほしい。
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オトロハンガのキーウィハウスは施設自体は結構小さく、さくさく歩けば30分くらいで出てこれてしまうほどの大きさしかない。17時に閉まるとしても、15時に入れば2時間はある。30分くらいを暗室に使って、残りを園内散策に使えば十分に楽しめるだろう。
ロケーション的にワイトモケーブの近くにあるので、オークランド発着のパッケージツアーでも個人旅行でも、多くの人はワイトモケーブとセットにしてオトロハンガのキーウィハウスを訪れていると思う。午前~午後14時くらいまでワイトモケーブで遊んで、帰り際にキーウィハウスに寄れるとベストだろう(実際に僕もそうした。午前~午後一までにワイトモの3つの洞窟を訪れたあと、15時までにオトロハンガは十分に間に合う)。
もしこの記事を参考にして実際にキーウィが観れた人は、ぜひコメントに感想を書いてもらえればと思う:)
otorohanga kiwi house の公式HPはこちら
Last Updated on 2022年9月26日 by 外山みのる
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