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まさか!?ニュージーランド・ロトルアで野生のワラビーが見れる!

まさか!?ニュージーランド・ロトルアで野生のワラビーが見れる!

ニュージーランドには野生のカンガルーやワラビーっているんだろうか?

ちょっとでもニュージーランドを知っている人ならきっと

「いるわけないでしょう!カンガルーはオーストラリアの生き物だよ。」

と笑って返してくれるであろうこの質問。しかし、実をいうと、僕はニュージーランドの森の中でワラビーに出会ったことがある。今日はそのときの体験談と、「ニュージーランドにカンガルーやワラビーはいるのか?」の疑問に答えてみよう。

ロトルア、タラウェラ湖のトレッキングにて・・

ロトルア タワウェラ湖 tarawera lake

ロトルア タワウェラ湖 Lake Tarawera

NZに移住して僕が最初にしたことは、妻を連れて車でニュージーランドを縦断することだった。僕が連れてくる形になった奥さんに、キャンプをしながらNZの大自然を感じてもらい、NZを好きになってもらいたいと思ったからだ(詳しくはまた別の記事にしたい。結果としてこの試みは大成功だった!)

オークランドから南へ出発して、まずはロトルアへ。ロトルアは周辺に湖がたくさんあって素晴らしいと聞いていたので、そのうちのひとつ「Lake Tarawera タラウェラ湖」の天然温泉がわくキャンプサイトに泊まろうと計画をしていた。

湖畔のキャンプサイトまで歩いて4時間ほどの行程をザックを背負って歩き出した。原生林の山中だけど、湖畔を歩くので起伏はそれほどない。森や湖の景色を楽しみながら歩ける気持ちのいいトレッキングだ。そんなコース上に彼らはいた。1時間ほど歩いた頃だったろうか、突然、道の先の木の陰で真っ黒な何かが飛び跳ねたのが視界の片隅に入ってきた。

な・・なんだ!?一瞬「熊か!?」と思ったけど、哺乳類がそもそもいない国にそんなのがいるはずもない。でも、大きさからして4つ足の動物だ。野良犬だとしたらタチが悪いな・・、群れだったらどうする!?緊張してめまぐるしく頭を回転させるその前で、真っ黒な何かはぴょんぴょんと跳ねて動き出した。跳ねて移動する動物なんてヤツしかいない。どう見たってオーストラリアの生き物、ワラビーだった。かなり小型なのでカンガルーではなくワラビーだと分かったけど、この状況でそれは大した問題じゃない。

なんで、ニュージーランドの森にワラビーがいるんだ・・!?

その日は自分の見たものが信じられず、湖畔にテントを張ったあとも「あれはなんだったんだ・・」と思い悩むことになってしまった。

ロトルアに生息するワラビー

Female Tammar Wallaby

ロトルア周辺に住むダマ・ワラビー

あとで調べてみたところ、ニュージーランドには100年以上前にオーストラリアからワラビーが持ち込まれ、一部ではいまだにその子孫が生息している。

ロトルアのタワウェラ湖周辺に生息するのはダマ・ワラビーという種類で、どうやらハンティング目的で放たれたらしい。現在でも、「ワラビーハンティングならタラウェラ湖周辺」という風に狩猟関係のメディアで紹介されている。

ロトルアのワラビーは、森の中を歩いて探さなくても、タラウェラ湖周辺の道路をゆっくり運転すれば出会える。僕らもそのトレッキングのあと、車でちょっと迷って湖の周辺を夕方にうろうろしたが、タラウェラ湖周辺を運転するだけで5頭以上のワラビーに出会った。きっと食べやすい芝生が生えているから、人家の近くに住んでいるんだろう。

ニュージーランドの野生のワラビー

タスマニア島 ワラビー

こちらは僕がタスマニア島で出会ったワラビー

ロトルア周辺だけでなく、ほかの地域にもワラビーが放たれている。最も有名なのは、オークランドの沖合に浮かぶ島「カワウ島 Kawau Island」で、ここならなんと4種類ものワラビーを見ることができる。カワウ島のワラビーについては次の記事で紹介してみよう。

ちなみに、ニュージーランドで見られる野生の有袋類はワラビーで、カンガルーやコアラはいないらしい。例外的というか、同じオーストラリア産の有袋類のポッサムはNZで大繁殖しており、こちらは駆除が追い付かず大問題となってしまっている。
ということで、NZで見られる有袋類はワラビーとポッサムとういことになりそうだ。

参考:NZ環境省:Wallabies

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園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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