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コロマンデル半島に行ったら訪れたい有名観光地トップ3と、行きかた&予約方法

コロマンデル半島に行ったら訪れたい有名観光地トップ3と、行きかた&予約方法

オークランドからも日帰りで十分楽しめる手軽な観光地として人気の「コロマンデル半島」。のんびりした空気、数えきれないほどのビーチを求めて、夏になれば地元の人たちもこぞって足を伸ばすイチオシ・スポットだ。オークランドに住む僕も、自家用車を運転して一泊二日でコロマンデル半島を一周したことがある。この記事では、その時集めた”現地情報”をもとに『コロマンデル半島で訪れたい3つの観光スポット』と題して、外せない有名スポットの魅力や行きかた、注意点などを解説してみよう。




コロマンデル半島の有名観光地1「ホットウォーター・ビーチ」

ホットウォータービーチ。初夏の週末はすごい人出だった。
ホットウォータービーチ。夏の週末はすごい人出だ。

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コロマンデル半島のスポットと言えばコレ!と言えるくらい、説明不要の「ホットウォーター・ビーチ」。その名の通り熱い天然温泉がわき出していて、「ビーチで天然温泉」が楽しめるという、実にアウトドア天国・NZらしい自然スポットだ。

でも、しっかり温泉気分を味わうにはちょっとしたコツというか気にしておきたいことがある。まず何より、温泉自体は年中沸いているものの、ビーチ上の温泉なので潮の満ち引きの影響を受けることだ。なるべく干潮時か、干潮の前後2時間くらいを目安に行くようにしよう。僕は干潮から2.5時間ほど遅れて到着したら、先客らの掘った即席温泉が次々と波にのまれて悲鳴が上がっていた(笑)

もう一つは、天然温泉が出るのはビーチのごくわずかなエリアだけで、染みだすように沸いていること。なので、温泉がわくスポット周辺をスコップで掘って、熱い温泉と冷たい海水を混ぜて即席の天然温泉をつくる作業が必要になる。(この作業がまた楽しいんだけど。)真冬でもない限り必ず人はいるはずなので「どこを掘ったらいいの!?」とはならないと思うけど、大きめのスコップを持参するか、当日にビーチそばのカフェなどでシャベルを借りて(有料)温泉造りを楽しもう。

ちなみに、、スコップやシャベルがなくてもたぶん大丈夫だと思う。先客の掘った穴はたいてい割と大きいので、様子をみながら「一緒に入っていい?」とか、満足して帰ろうとする人がいたら「ここ貰っていい?」とか、フレンドリーに話しかければたいていうまくいくのではないだろうか。

コロマンデル半島の有名観光地2「カセドラル・コーブ」

カセドラルコーブ。2018年筆者撮影
カセドラルコーブ。筆者撮影

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ホットウォーター・ビーチと肩を並べるほど人気が高い「カセドラル・コーブ cathedral cove」。浸食によって削られた崖がビーチにアーチをかける景勝地で、ガイドブックなどで写真だけでも目にしたことがある人も多いのではないだろうか。

ただこのスポットは、車を停めてすぐ目の前。。。とはいかず、歩いて片道40分ほどかかる。ただコースはすべて舗装されているので初心者でも安心して歩けるようになっていて、ベビーカーを押して行っても大丈夫なくらいのお散歩道だ。(でも最後の最後にビーチに降りるところだけ20段ほどの急な階段あり)。

ホットウォータービーチへのハイキングコース
ホットウォータービーチへのハイキングコース。全部舗装されていて、ちょっと拍子抜け(笑)

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注意点としては、やはりビーチにあるスポットなので、潮の満ち引きの影響があることだろう。洞窟状のアーチの真下は満潮でも海水は来ないので歩いて入って写真は撮れるけれど、満潮時やその前後1時間くらいは、アーチの先にあるビーチに行くのが難しくなる。アーチの先のビーチは崖に囲まれて雰囲気がよいので、できれば満潮時を避けて訪れてみてほしい。

夏期は閉鎖される、カセドラルコーブの専用駐車場
夏期は閉鎖される、カセドラルコーブの専用駐車場。11月に行ったときはすでに閉鎖されていた。
カセドラルコーブのパークアンドライド・シャトル
カセドラルコーブのパークアンドライド・シャトル。

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また、ハイキングコースまでのアクセスもちょっとメンドウだ。近隣住民が無断駐車を嫌って、夏期の10月~4月末まではコース入口にある小さな駐車場が閉鎖されるようになっており、その代わりに徒歩20分ほど離れた村「ハヘイ hahei」からパークアンドライドという専用シャトルが出ている。自家用車でカセドラルコーブへ行く場合は、ハヘイの村やハヘイビーチに車を停めて一人5ドル払ってシャトルに乗ってコース入口まで行く(シャトルはしょっちゅう出ているのでタイムテーブルは問題ない)

僕の体験では、コース入口のそばに住む住民たちがちゃっかり「ウチの庭に10ドルで停めていいよ!」と看板を出していたので、使わせてもらった(いい商売だ笑)。運が良ければ、こういった住民の敷地に停めさせてもらうこともできるかもしれない。

また、シャトルに乗らない場合は、自分で全部歩いてしまうのも手だ。
ハヘイビーチからハイキングコースを歩いてカセドラルコーブ・トラックに接続するか、(この場合は余計に片道20分かかるので、片道60分のハイキングになる)、山の方に車を止めてブッシュウォークをしながらカセドラル・コーブを目指すこともできる。

コロマンデル半島の有名観光地3「ドライビング・クリーク」

コロマンデルのドライビング・クリーク
コロマンデルのドライビング・クリーク

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地元の陶芸作家バリー・ブリケル氏が陶芸素材運搬のために敷設したトロッコ列車に乗ってNZの森を走る「ドライビング・クリーク」。上記の2スポットとは離れており、半島西側のコロマンデル・タウンのそばにある。

トロッコ列車はのんびりゴトゴト森の中を走り、ときおり洞窟や陶芸作品の横を通りながら、片道約30分ほどで標高165mの展望台に到着する。列車に乗ってる間は車掌さんがずっとニュージーランドや地元のことを説明してくれるし、頂上の展望台「アイフル・タワー」からの眺めもかなり良いので、観光に立ち寄るのにちょうどいいスポットと言えるだろう。

ドライビングクリークの建物。陶芸作品も売られている
ドライビングクリークの建物。陶芸作品も売られている
ドライビングクリークの頂上からの眺め!
ドライビングクリークの頂上からの眺め!

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所要時間は計75分ほどで、便数もほぼその間隔で出ているので、旅行者にとって都合が合わせやすいのもいい。とはいえ、夏場は予約は必要だろう。僕は11月の週末に予約して行ったけれど、当日は昼の便はいくつか満席になっていた。

【ドライビング・クリーク】
HPはこちら(予約もここから)

最後に・・コロマンデル半島は細い道が多い!時間には余裕をもって観光しよう。

車でコロマンデル半島を周遊すると、きっと誰もがびっくりするのが、「意外と山道が多い!」「カーブが多くてしかも急!」ということだろう。制限速度100キロのハイウェイとはいえ、カーブがとても多くて速度はあまり出ないと思う。「予約の時間に間に合わない!」とか「干潮に間に合わない!」と言って急な運転にならないように、時間には余裕をもって観光にでかけよう。

Last Updated on 2022年9月26日 by 外山みのる

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