NATURE ニュージーランド

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ニュージーランド流の桜のめで方がおもしろい!

8月末ごろになると、ニュージーランドのオークランドの地域もようやく寒さが和らいで、春のような天候も次第に増えてきた。

春といえば日本人にとっては何と言っても桜の季節。ニュージーランドでは桜が見られないんじゃないかとご心配の方、ご安心を。ちゃんとNZにも桜はあって、街中でも割と普通に見ることができる。

ニュージーランドの桜は”南下”する!?

Taiwan cherry

以前、オークランドよりもさらに北のファンガレイという街に7月末ごろに行って、満開になっていた「濃いピンクの桜」を堪能して、オークランドに戻ってきたことがある。すると、8月末になってようやくオークランドでも同じ桜が満開となった。なんで今頃・・!?、と思ってハッとなった。

日本なら、桜の開花の北上が毎年恒例のニュースだけど、どうやらNZでは真逆で”桜前線は南下”するみたいだ。
ただ日本のソメイヨシノのように同じ品種が全土に植えられているわけじゃないからどこまで「桜前線」が続くかわからないけれど・・四季のあるニュージーランドだから、きっと同じ品種の開花は南下していくはず。これは面白い発見だった。

櫻花@山上人家(Cherry Blossoms, Taiwan)
オークランドでは街路樹として”濃いピンクの桜”がよく植えられている。明らかにソメイヨシノではないので調べてみると、名前はTaiwan Cherry =台湾桜 と呼ばれている早咲きの品種だそうだ。ちなみに、日本式の薄いピンクの桜もあって、こちらは本格的に春が来てから。9月の中下旬あたりから咲き始める。

NZ流の桜のめで方

Tui IV

NZ人のサクラの(台湾桜の)楽しみ方は微笑ましい。
NZ人の園芸系の個人ブログに目を通してみると、

「庭に植えるなら日本の桜よりも台湾桜!!」

とよく書かれているのを目にする。「なんでだろう?」と思ったけど、読み進めるとすぐに納得。NZ人の大好きな鳥、TUI(ツイ)というきれいな鳥が蜜を吸いにお庭に来てくれるからだそうだ。そういえば以前住んでいた家のそば大きな台湾桜の木には、ある時など10羽もTUIがぶら下がっていて驚いたことがあった。きっとお庭を持つ人たちは、自分の家に人気の鳥を呼びたくて仕方がないんだろう。

ちなみに日本の桜は蜜がすくなくて、鳥が遊びに来てくれないらしい。「花見」という文化がないニュージーランドにおいても、自国の鳥を愛する彼らならではの桜の鑑賞方法がある。もし春先にNZに来る機会があれば、そんな彼らの楽しみ方も嗜んでみてはいかがだろう?

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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