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ニュージーランドにペンギン専用のトンネルが出現!

ニュージーランドにペンギン専用のトンネルが出現!

世界一小さなペンギン、体長30センチほどのブルーペンギン。体の小さな彼らにとって、寝ぐらを探して陸にあがるのは特に命がけになる。

ブルーペンギンは毎晩海から上がってきては安全な寝床を探して海岸沿いを歩き、時には森の中にまで入っていく。しかし、道路が横断していたり、民家があって犬や猫がいたりと、道中は危険がいっぱいだ。

「ブルーペンギンのために専用のトンネルをつくろう!」
そんな案を思いついたのはオアマルという町の住民たちだった。ペンギンが安全にねぐらに帰れるトンネルがあれば・・。そうしてニュージーランド発の試み、「ペンギントンネル」プロジェクトが立ち上がったのだ。

オアマルの「ペンギン・トンネル」

Little blue penguins at the Antarctica Center in Christchurch.

Little blue penguins photo by Flicker

 

南島のオアマルといえば、ニュージーランドで最も有名なブルーペンギンのコロニーがある町として知られている。特にコロニー見学施設「オアマル・ブルーペンギンコロニー」はほぼ確実にブルーペンギンが見られるとして、観光客に人気がある。

このペンギンコロニー施設の発案で「ブルーペンギンのためのトンネルを作ろう!」というプロジェクトが立ちあがった。道路を横断できない小さなペンギンたちのために、安全に道路を超えて森の巣穴に戻れるトンネルがほしい。「小さな隣人にも安全な道を・・!」とよびかけ、地元の企業や住民の寄付を募って工事が進められた。

2016年に3週間の工期をかけて完成した第一号トンネルを観てみよう!
実際に、小さな隣人たちが上手にトンネルをりようしていることが分かる。
小走りに入って行ったり、立ちどまったりと、なんとも微笑ましい動画だ。

調査によると毎晩20羽以上がこの「ペンギントンネル」を利用しており、小さな隣人たちの評判も上々のようだ。

ペンギンの数が増えてくれれば観光客も嬉しいし、地元民も安心、ペンギンも安心。野生のいきものたちと共存していこうと模索するニュージーランドの姿勢は、ほんとうに素晴らしい。

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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