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思いがけない大苦行!! トンガリロ国立公園2泊3日のトレッキング (概要編)

思いがけない大苦行!! トンガリロ国立公園2泊3日のトレッキング (概要編)

「グレート・ウォーク」というのがニュージーランドにある。
数あるトレッキングコースの中でも、特に景観の優れているコースを環境省が厳選して9つのコースをそう呼んだもので、北島に3つ、南島に6つが散らばっている。その多くは国立公園であり、世界自然遺産にも指定さているものだ。

北島の3つのコースのうち、ウァンガヌイ・リバー・ジャーニーという、グレート・”ウォーク”というわりに唯一のカヤックでの川下りに挑戦したときの紀行文は、以前、電子書籍にまとめた。

関連リンク:
amazon.jp ニュージーランド グレート・ウォーク 《ファンガヌイ・ジャーニー》カヌーでNZの大自然を旅した5日間

今回挑戦したのは、残る2つのうちの一つ、トンガリロ国立公園の、トンガリロ・ノーザン・サーキットというコースだ。ほんらい4日間で踏破するところを、やむなく3日で歩き通し、なおかつ体がなまっていたおかげで大変な苦行をすることになった。僕の体験談を通して、トンガリロの概要も紹介していこう。

トンガリロ・ノーザン・サーキット


Tongariro Northern Circuit

  • 【レベル】上級
  • 【タイム】2泊3日 (※通常は3泊4日。急ぎなら2泊も可能だ。)
  • 【時間】合計18時間
  • 【コース内の標高差】770m
  • 【獲得標高】3100m (※上り下りの合計標高)
  • 【みどころ】高山植物、火山群、火山湖(エメラルド・レイクetc)、ロードオブザリングの”滅びの山”ロケ地等々・・すべてが特異な景観。
トンガリロ グレートウォーク
トンガリロ・グレートウォーク

まず、概要から。
トンガリロ国立公園には2つの有名なコースがあって、ややこしい。
グレートウォークとして知られているのが、上のマップに載せたループ状のコースで、コース上にある3つのハット(山小屋)を泊まりながら走破する、「トンガリロ・ノーザン・サーキット」だ。
さらに、そのコースのうちの一部を1日(7~8時間)で歩くのが、よく知られている「トンガリロ・クロッシング」で、これはエメラルド・ブルーの火山湖やレッドクレーターなどの要所要所を見て歩くデイ・ウォークになっている。たいていの旅行者は、こちらのクロッシングの方を歩いていると思う。
僕も最初はこの2つをまったく混同していたので、まず記しておいた。

さて、ノーザン・サーキットの方だ。
通常は国立公園内の宿街「ファカパパ whakapapa」から出て時計まわりに3泊4日をかけて国立公園内を歩く。3泊ともハットと呼ばれる山小屋があって、テント場も併設されている。人気のコースで夏場はこの山小屋の予約がすぐ埋まってまい、僕もそれとは知らず予約に乗り遅れ、なんとか逆コース(反時計回り)なら山小屋が取れそうということで急きょそうした。しかも一つ山小屋が取れなかったので、一泊スキップして2泊3日で歩くことになった。(ちなみに、山小屋以外の場所で勝手に泊まることは禁止されている。)

料金体制も最初はちょっととっつきにくい。
今のところグレートウォークそのものへの入園料といったものはないが、宿泊は指定の場所、ーーつまり山小屋かテント場ーーと決まっており、宿代が入園料代わりとういうことになる。山小屋は一泊32ドル、テント場は14ドルだから、3泊するトンガリロにはざっくりと100ドルがかかるわけだ。ただし、これはシーズン中(だいたい10月下旬から3月下旬)までの話で、オフシーズンは一切が無料になる。
NZ環境省(DOC)のオンライン・ブッキング

しかし、それらの煩雑な予約や支払いをしてでも、ここは行く価値がある。どれだけ期待してもその期待を裏切らないトレッキングになるだろう。どんな風景や体験が待っているのか、それは僕の3日間の体験談を通してお伝えしていきたい。

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