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海外7か所でWWOOF体験。イチバン良かったWWOOFと残念だったWWOOF

ニュージーランドで農業体験と言えば、WWOOF(ウーフ)という制度があって多くの旅人に利用されている。

オーガニックや自然に興味があった僕も、無料で泊まれるうえにファーム生活が体験できるとあって、ワーホリ時代を含めてよく利用していた。オーストラリアもふくめて、合計7か所でウーフをしたと思う。そして、これもよく言われるように実はホストによって待遇にはピンキリがあった。

今回はイチバン思い出に残っている素晴らしいファームと、あんな待遇はもう御免だなぁと思ったファームについて書いてよう。そして今後体験される皆さんが、”キリ”のほうに当たらないにはどうしたらいいのか、一緒に考えてみよう。




いちばん良かったWWOOF体験

ファンガレイでウーフ体験。

 

2015年7月に2週間お邪魔したファンガレイ郊外のファームは、滞在予定を延長させてもらったほど素晴らしいところだった。

ビーチも近く、森も山も目の前。ロケーションは100点満点。
なによりも最も素晴らしかったのは、家族のように接してくれたということ。これは根無し草の旅人にとっては本当に心休まるし、ありがたいことだ。こういうホストは必ずホストと同じ建物にウーファーの部屋を割り当て、使うキッチンもシャワーも共同にしてくれる。自然、ホストの家族たちとの接点は増える。こちらを信用してくれているのがわかるので、相手のことを信頼できるし、そうすると仕事も楽しく、何でもうまく行くものだ。

ファンガレイのウーフ体験。地元の小学生と植林もした。

 

週末になればボートを出して釣りに連れて行ってもらい、地元の小学生たちの植林活動にもホストのツテで参加させてもらうことができた。ホストとのかかわりだけでなく、地域のことを知ることができたのも、このWWOOFの特徴だったと思う。

(場所は、ファンガレイヘッドのオーシャンビーチというところ。WWOOFをしている人は検索してみてほしい。)

逆にイチバン大変だったWWOOFは….。

イチバン失敗だったなぁと思うファーム体験談

 

逆に、大変な思いをしたファームはオークランドから1時間ほどの郊外のファームだった。こちらはたまりかねて予定を短縮して退却したくらいだ(苦笑)。

ただし、まず断っておきたいのは、このオーナーさんは悪い人では全然なく、ただWWOOFの制度には向かない性格だったのかなということ。

どういうことかと言うと、良くも悪くも敷地内のことはなんでも一人でやってのける典型的なNZ人で、しかも自分のプロジェクトだけにフォーカスするから(よく言えば人一倍よく働く^^;)、それに付いていかざるを得ないウーファーは特にケアもされず大変な思いをしてしまうのだった。

・オーナーとは別の建物に宿泊 (しかも車で移動するくらい遠い)
・料理も自分の分は自分で作る
・作業時間は基本6時間 (通常のウーフは3-4H)
・休日なし (ということは6H×7days=42H!! フルタイムの仕事以上..)
・最寄の街に連れて行ってはくれるが帰りは徒歩..(1Hも歩く。)

と残念な点を挙げてみるとキリがないが(苦笑)、
ウーファー側にとってなにがイチバン辛いのかというと、オーナーとすら喋る機会がほとんどなく、一歩間違えれば一日誰ともしゃべらない日さえあることだ。作業自体は農業体験で面白いのに、これでは「安い労働力を得たいだけなんじゃ..!?」と疑ってしまい、信頼関係どころではない。

ここのオーナーさんも、国際交流や信頼関係構築というよりは、「今自分が求めている作業をやってくれる人がほしい」というただ一点でウーファーを探していたようだった。

さて、以上の2つの体験談には、いくつも「ウーフ選びで失敗をしないヒント」がでてくる。ちょっと長くなりそうなので、次の記事にまとめてみよう。

前回の記事で、僕が体験した7か所のWWOOF(ウーフ)のうち、イチバンよかったウーフと、あんな待遇はごめんだな…
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