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NZで農業体験!WWOOFをおススメする3つの理由

NZで農業体験!WWOOFをおススメする3つの理由

WWOOF(ウーフ)という制度をご存知だろうか?

ウーフとは、有機農業をしている農家さんのお宅にお邪魔して、一日4時間前後の労働と引き換えに宿と食事を無料でいただく、いわばファームステイのこと。ニュージーランドにもこの制度があって、北から南、はたまた沖合の島まで、数百の農家さんが登録されている。ニュージーランドの生の生活を味わうことができる素晴らしい制度で、僕もこれまで、ことあるごとに利用してきた。

僕自身、オーストラリアとニュージーランドの合計7か所でWWOOFをした経験から、今日は「WWOOFをおすすめする3つの理由」をお話してみよう。

1.枠に囚われない生き方をする人たちに接して、人生の選択肢を増やそう

ウェルスフォードの農家の景色
ウェルスフォードの農家の景色

 

2015年7月に、オークランドから車で40分くらい北にある町、ウェルスフォードで10日間WWOOFをしたときのこと。

そこは敷地内を車で移動するような広大な土地の農家さん。数十頭の牛に、羊、鶏、ヤギ、七面鳥・・・そこらじゅうに動物がいるファームで、僕が行ったときは、さらに新たにオーガニックの畑を造成しているところだった。

驚くことに、それを管理するのはたった一人のNZ人の40代女性だった。本業は弁護士で、「レイキ(霊気)マスター」でもあり、今後生徒さんを受け入れる建物とオーガニックの野菜畑のプロジェクトを抱えて、彼女はいつも忙しそうにしていた。

弁護士だけでも相当な努力だが、家畜の飼育、建物のリノベーション、畑の整備、レイキのクラス開設など、一人で何役も何役もこなすのはもう、努力と言う言葉さえ陳腐で、「情熱」というほかない。枠にハマらないというか、日本人からすれば多彩すぎるくらいの人生だ。

やりたいことがあれば全力でやったらいい。面白そうなことがあれば年齢に関係なく始めてみたらいい。人生を生きるというのはこういうことなんだなぁと、つくづく思わされてしまった。そんな生き方を実践している人と生活を少しでもともにできるのは、本当に計り知れない刺激になる。

2.生きた英語が身に付く!

WWOOFでオーガニックファーム・ステイ

 

仕事をしながら、一緒に料理や掃除をしながら、ホストの農家さんや他のウーフの旅人と会話をすれば、生きた英語が勝手に身についてくる。ホストの方は非英語圏の人の苦労を理解してくれるし、話さないと仕事ができないという状況であれば、自然と何が何でも伝えてやろうという気持ちになるものだ。

ぼくの経験上、英語は「伝わった!」という感動があって初めて身に付くもの。英語の学習ために英語を学んでも血肉にはならない。たとえばTOEICのために英語を学んでもそれは血肉にはならないと思う。結局コミュニケーションのツールなのだから、現場で使う経験が何よりも大切だ。

その点、周りの理解を得ながら実践訓練ができるWWOOFは、英語を使う絶好の機会だと言っていい。うまく伝わらなくても、クビになったりしないかのだから^^;。

3.どっぷり現地生活!NZのリアルがわかる!

ファンガレイで宿泊したウーフのお宅。素晴らしい眺めといい人たちに恵まれた。
ファンガレイで宿泊したウーフのお宅。素晴らしい眺めといい人たちに恵まれた。

 

NZ人のホストのお宅に寝泊まりさせてもらうことが多いから、WWOOFではその家のルールを覚えるところから生活がスタートする。

お皿の洗い方からシャワーの浴び方まで、ニュージーランドのスタンダードは日本のそれとずいぶん違う。たとえば地方のオーガニック志向のお宅では、お湯の量がその日の太陽光で温めた分だけで限られている場合もある。そんなとき、ホストはきっと、お湯の重要さを熱心に話してくれるだろう。

ホテルに泊まりながら観光地を訪ねるだけの”旅”よりも、地元の人と毎日をともにし、現地の人と同じ目線で”生活”をすることで、その国の理解が一段と深まるはずだ。

 

以上の3つの理由を僕なりの体験から書いてみた。
WWOOFは現地の人との生活を”無料”でシェアできる数少ないすばらしい制度。使わない手はないですね!

WWOOF公式ページへ WWOOF NZ

★そのほかWWOOF関連の記事はこちら!

ニュージーランドで農業体験と言えば、WWOOF(ウーフ)という制度があって多くの旅人に利用されている。 オーガ…

これまでいくつかWWOOFという海外で農業体験ができる仕組みについて書いてきたが、今日はその中でもとびきり面白…

前回の記事で、僕が体験した7か所のWWOOF(ウーフ)のうち、イチバンよかったウーフと、あんな待遇はごめんだな…

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園芸/造園/コラム外山みのる
ニュージーランド在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。お仕事は園芸や造園、コラム執筆等。

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