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これぞ本当のニュージーランド・アウトドアショップ。『Hunting & Fishing』は驚きがいっぱい!

これぞ本当のニュージーランド・アウトドアショップ。『Hunting & Fishing』は驚きがいっぱい!

ニュージーランドで有名なアウトドア・ブランドやアウトドア・ショップと言ったら、以前にも紹介した『カトマンドゥ Kathmandu』や 『マックパック Macpac』などが真っ先に挙がるだろう。事実、これらのお店は最大都市オークランドの目抜き通りにも店を構えていて、いつ行っても多くの人でにぎわっている。

でも、僕はかれこれ数年間ニュージーランドで暮らしているが、ここ最近アウトドア・ショップに関してちょっとした”違和感”を覚えるようになってきていた。毎週のように海や山へ出かける生粋のキーウィ(NZ人)たちと話をしていると、なぜか彼らの口からは「カトマンドゥ」や「マックパック」という単語はほとんど出てこず、代わりに聞いたこともないようなお店の情報ばかりが出てくるのだ。つまり、キーウィが本当に使うアウトドアのお店は、ほかにあるということなんだろう。聞き込みをしてみると、その最大手はこの記事のタイトルにもなっている『ハンティング&フィッシング』という店らしい。なんともド真ん中ストライクな名前の店だけど・・どんな店で、どんな商品を取りそろえているのだろうか。僕が買い物に行ったときのことを踏まえて、紹介してみよう。

これぞNZ流のアウトドアショップ、『ハンティング・アンド・フィッシング』とは?

NZの『ハンティング&フィッシング』

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ハンティング・アンド・フィッシング。それは名前のとおり、まさにハンティングとフィッシングのための道具のみを取りそろえた、NZ発のアウトドア・ショップだ。公式ページによれば、1986年にアンディー・タノックという人物がNZ北島の地方都市に小さなショップを立ち上げてから急成長を遂げ、今では37店舗を有するほどになっているという。

なぜそれほどニュージーランド人に支持されてきたか!?それは一重に、より実用的な目的のためのアウトドア・グッズを手がけているからだろう。人口が少なくダイナミックな自然が広がるニュージーランドでは、幼いころから自家用の釣り船でフィッシングに出かけたり、親に連れられて森に獲物を捕りに出かけるといったことが――日本人が思っている以上に―― 生活のごく一部として普通に行われている。

つまり、『カトマンドゥ』『マックパック』がスポーツやレクリエーションを目的とした商品を扱うのとは対照的に、『フィッシング&ハンティング』は獲物を捕るための手段という観点からアウトドアグッズを取りそろえているのだ。まさにニュージーランド人による、ニュージーランド人のためのアウトドアショップ、というわけだ。
(公式ページへのリンクは最後に。)

釣竿、銃、銛・・まさに究極のアウトドアグッズがぎっしり!

見よ!この圧巻の品ぞろえ!(hunting&fishing店舗内にて撮影)
見よ!この圧巻の品ぞろえ!(hunting&fishing店舗内にて撮影)

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そんなハンティング&フィッシング店の方針は、店舗に置かれる商品にもその方向性が色濃く映し出されている。僕がスピアフィッシングを始めたいと思って立ち寄ったコロマンデル半島の店舗「Hunting & Fishing Kopu店」では、寝袋やテントと言った通常のアウトドア・グッズだけでなく、壮大な数の釣竿、仕掛け、銛、そして銃まで、ありとあらゆる”実用的なアウトドアグッズ”が置かれていた。

釣竿も、この数!
店の一角には、銃も・・!

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僕の目的だった銛=スピアもたくさん選択肢があった(ここにたどり着くまで、どれだけ”普通の”アウトドアショップを周ったことか!)。日本でも見かけるゴムの反動でスピアを飛ばす通称「ハワイアン・スリング」も数種類。ガンタイプの高価なスピアも豊富だった。コアなハンティンググッズをこの規模でこれだけ取り揃えているのは、ニュージーランド広しと言えど『ハンティング&フィッシング』以外にはないだろう。

無名なブランドも多いけど、”ツウ”なNZ土産には最適!?

もちろん、テントや寝袋、登山靴、ヘッドライトなどなど、通常のアウトドアグッズも多数取り揃えがある。全体的に無名なブランドが多く、ちょっとゴツくていかにも耐久性がありそうな商品が多い印象だった。軽さ派手さより、獲物に確実に近づける耐久力や迷彩性が好まれているのだろう。

hunting&fishingの登山靴。
hunting&fishingの登山靴。
hunting fishing shop
hunting and fishing shop。服は迷彩系や黒系が多い印象。

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近年のアウトドアグッズはライトウェイト傾向にあるが、その逆を行くようなラインナップに喜びを感じる人もきっといるだろう。“これぞ本当のニュージーランド”な品を求めて、NZ発のショップ『ハンティング&フィッシング』に足を運んでみるのも面白いかもしれない。きっと下手な観光地より面白いものが見られるはずだ。

Hunting and fishingの公式サイトはこちら
store locations – 店舗の位置情報はこちら

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園芸/造園/コラム外山みのる
ニュージーランド在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。お仕事は園芸や造園、コラム執筆等。

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