ニュージーランド発祥のジュースと言えば、まず間違いなく一番最初に名前が挙がるのがこの飲み物。
そう、ご存じ(!?)『L&P』。
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L&Pはニュージーランド発祥のレモン味の炭酸ジュースで、『レモンスカッシュ』のような味わいのさっぱり系の炭酸飲料だ。ニュージーランドのスーパーではコカコーラやファンタと同じ棚に堂々と陳列されているし、どんなに小さな個人商店でもこのL&Pは置いてある。まさにNZでその味を知らないものはいない、国民的なジュースと言っていい。
僕もNZに来てL&Pを知ってからは、コーラやファンタをいままで買っていたようなタイミングで、自然とL&Pに手が伸びるようになった。飲みやすいし、「world famous in NZ(世界的に有名なNZ商品)」なんてキャッチコピーを見たら、何度でも手にしたくなってしまう。
さて、先日NZに来たばかりの友人から、こんな質問をもらった。
「L&PのPって、何の略なの?」
むむ・・確かに。LはレモンのLだとして、そういえばPって何だろう。その場では答えられず、それからいろいろと調べてみたので、ここで簡単にまとめてみよう。
L&PのPは、いったい何の略なんだろう?
L&PのPは何の略?その答えは・・
その答えは、L&Pの歴史に隠されている。
今でこそコカコーラ社に買収され、コカコーラ社で製造・販売されているL&P。元をたどればその発祥はさかのぼること100年以上、1907年に地元のミネラルウォーターとレモンを掛け合わせて販売したのが始まりだそうだ。
そのミネラルウォーターの産地と製造工場があった土地の名前こそ、NZ北島のコロマンデル半島に近い小さな田舎町、「パエロア」。
パエロアは、英語になおすとPaeroa。
そう、L&Pっていうのは、Lemon & Paeroa の略称だったのだ。
実はラベルをよーく見ると、しっかりPaeroaと書いてあったけれど・・(苦笑)。
気にしてなかったので、長い間、見落としてしまっていたのだった。
パエロアの街には、L&Pの巨大オブジェがある!
現在はコカコーラ社のオークランド工場で生産されているL&Pだけど、今でも、もともとの製造工場があった場所のそばには巨大な記念のオブジェが立っている。
こうしてみると、かなり大きい!しかもラベルは1970年代~90年代に使われていたクラシックなもので、ツウにはたまらない(?!)オブジェだ。
パエロアはオークランドとロトルアの間にある街なので、オークランド方面からロトルアに向かう際は、ぜひこのパエロアの町も立ち寄ってみよう。
ちなみに、L&PのFB公式はなんとフォロー者数23万人!ポッドキャストのようなトーク映像も見れるので、こちらもチェックしてみよう。L&PのFBページへ
Last Updated on 2022年9月24日 by 外山みのる
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