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テカポの有名絶景ハイキング「Mt.John Walkway」と山頂で出会ったNZ植物たち
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テカポの有名絶景ハイキング「Mt.John Walkway」と山頂で出会ったNZ植物たち

ニュージーランド南島のテカポ(Tekapo)。ターコイズ・ブルーが美しい湖沿いのこの街のハイキングコースとしてまず名前があがるのが、町の外れにある山・マウント・ジョンの頂を目指すショートウォーク「Mt.John Walkway」だろう。山頂は言わずと知れた星空観察ツアーが行われる場所であり、絶景の山頂カフェ「Astro...
ダニーデンのアルバトロス・センター。アホウドリが見れない季節はいつ?
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ダニーデンのアルバトロス・センター。アホウドリが見れない季節はいつ?

南島のダニーデンにある「ロイヤル・アルバトロスセンター」。ここは翼長3メートルを超えるアルバトロス=和名:シロアホウドリが見られるスポットとして人気が高く、ダニーデンに行ったらぜひ訪れたい場所のひとつだ。 僕もつい先日に別の用事でダニーデンに行く機会があり、コトのついでにアルバトロスセンターにも行ったのだけど、まさかま...
かつては賞金首!?なぜNZの山岳オウム・ケアは羊飼いに撃たれていたのか?
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かつては賞金首!?なぜNZの山岳オウム・ケアは羊飼いに撃たれていたのか?

マウント・クックやミルフォードサウンドなど、ニュージーランド南島の高山地帯を旅行していて大きなオウムに出くわした、という人も多いだろう。そう、NZ南島には、山岳地帯に住むオウム、ケア(Kea=ミヤマオウム)という珍しい鳥がいる。 世界で唯一、森林限界以降に住む、NZ固有種のオウム・ケア。彼らはオウムだけに賢く、また好奇...
オスとメスでまったく違うクチバシを持つ鳥「フイア」。彼らが絶滅に追い込まれた理由とは・・
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オスとメスでまったく違うクチバシを持つ鳥「フイア」。彼らが絶滅に追い込まれた理由とは・・

いつもは美しくて素晴らしいニュージーランドの自然を紹介する当HPだけど、今日だけはちょっと”負の側面”、つまりすでにいなくなってしまった鳥たちの話をしてみたいと思う。 たった100年ほど前まで、ニュージーランドの北島の森には、世界でも例のない、オスとメスでクチバシの形がまったく違う、変わった鳥がいた。その鳥の名前は、フ...
たった140年前までNZの巨鳥『モア』は生息していた!?貴重なインタビュー証言「背丈よりも大きな鳥が・・」
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たった140年前までNZの巨鳥『モア』は生息していた!?貴重なインタビュー証言「背丈よりも大きな鳥が・・」

「あるとき、砂の上にうずくまって日光浴をしている大きな鳥を見つけたの。 その鳥は立ち上がると私の背丈を超えるほどの大きさで、恐ろしくなって無我夢中で逃げたわ――」 「――ずっとずっと、その鳥は”タカへ”(NZに現存する別の鳥)だと思ってた。でも・・」 ・・・そんなお話から始まる、古いラジオ局のインタビュー音源がある。 ...
くらべて納得!ニュージーランド・ファルコンとハリアー(チュウヒ)の見分け方
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くらべて納得!ニュージーランド・ファルコンとハリアー(チュウヒ)の見分け方

ニュージーランドには2種類の猛禽がいる。 固有種の「New Zealand Falcon :ニュージーランドハヤブサ(以下、ファルコン)」と、在来種の「Australasian Harrier :ウスユキチュウヒ(以下、ハリアー)」がそれだ。同じ猛禽ということで混同しがちなこの2種類は、どうやって見分けたらいいんだろう...
【保存版】ニュージーランドの鳥の名前。英語、マオリ語、日本語リスト
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【保存版】ニュージーランドの鳥の名前。英語、マオリ語、日本語リスト

ニュージーランドの鳥は種類こそ多くないものの、ほとんどすべての鳥に英語名だけでなくマオリ語名もついており、現地人によるガイドウォークなどに参加するとマオリ語名が普通に登場する。日本人はさらに和名も気になってくるところなので、鳥一種類とっても「英語名」「マオリ語名」「和名」の3種類を覚えなければならず、これは慣れていない...
残り一株から復活した奇跡のお花。冬のNZを彩る「スリーキングス・ヴァイン」を見てみよう!
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残り一株から復活した奇跡のお花。冬のNZを彩る「スリーキングス・ヴァイン」を見てみよう!

ニュージーランドで園芸・造園の仕事をしているからか、僕のもとには時折こんな質問がやってくる。 「NZでいちばん好きな植物は? / 面白い植物は何ですか?」 この質問はとても返答が難しくて(苦笑)、真夏を彩る「クリスマスツリー(ポフツカワ)や、高山植物の「マウントクック・リリー」や「エーデルワイス」、捕食者から逃れるため...
48時間の儚い命。NZ最大の蛾「プリリ・モス」を探しに、夜の森へ・・
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48時間の儚い命。NZ最大の蛾「プリリ・モス」を探しに、夜の森へ・・

夜の10時。僕はオークランド西に広がる原生林地帯、ワイタケレ・フォレストに向かっていた。 「アラタキ・ビジターセンター」という森の中の観光案内所に車を停めると、20mほど先にある駐車場の街灯の灯りを見つめた。この街灯に、僕が探している生き物がやってくるはずなのだ。すぐそばの木の上でモアポーク(NZアオバズク)が鳴いてい...
スピニフェックスのボール状のタネ。ボールの中心部分にタネがたくさん入っている。
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あなたなら、どうする?タネを遠くに運びたい植物たちがとった、驚きの戦略4選!

植物を見ていて、常々面白いなぁと思うことがある。それは、彼ら植物たちが発達させた、タネの拡散方法だ。 「置かれた場所で咲きなさい」とは誰の言葉だったか。植物は動けない代わりに、それぞれの環境に合わせて、子孫を残すために独自のタネの拡散方法を身に着けている。ニュージーランドにも面白い植物がたくさんあるので、今日は「タネを...
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