NATUREニュージーランド

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ニュージーランド流の温泉を体験!オークランドのパラカイ・スプリングズで温泉キャンプ

ニュージーランド流の温泉を体験!オークランドのパラカイ・スプリングズで温泉キャンプ

ちょっと意外かもしれないけれど、ニュージーランドはちょっとした温泉大国だ。日本と同じように火山の多いお国柄で、地熱地帯がそこかしこにある。地熱があるなら、そこには当然温泉もある。北島のロトルアは温泉のメッカとして知られているし、南島ならクライストチャーチ近くのハンマー温泉やマルイア温泉などが有名だろう。

僕の暮らすオークランドにも、そうした温泉がでる場所がいくつか知られている。今回、そのうちのひとつ、オークランドから北西に車で40分ほどの距離にある「パラカイ・スプリングズ parakai Springs」にキャンプがてら行ってきたのでご紹介してみよう。

ニュージーランド流の温泉とは、いったいどんなところなんだろうか?!




オークランドの温泉「パラカイ・スプリングズ」へ!

オークランドの北西部、高速道路を一直線に進めば車でわずか40分ほどの距離にある、パラカイ・スプリングズ(以下、パラカイ温泉)。

へレンズビル(hellensville)という街を抜けてしばらく走ると、ラウンドアバウトがあって標識通り左折するとすぐに到着。地図上では遠そうだけど、高速16号をひたすら走るので、わりと気軽にいける距離だ。

パラカイ・スプリングズの看板

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入口は“ひなびた地方のスイミング施設”と言った感じ(失礼..笑)。
でも、がっかりというより、イメージ通りかもしれない(笑)NZの田舎のレジャー施設なんてどこもこんなものだろう。愛想の悪い受付の女性にお金を払い、簡易な更衣室で着替えて外に出る。イースターホリデーで駐車場は満車に近く、屋外プールはけっこうな人だかりだった!

パラカイ温泉のプール

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屋外プールは入ってみるとぬるい温水プールと言った感じで、これはやはり温泉というよりは「プール」そのもの。温水は30度ちょっとくらいだろうか。軽く泳いで、目的である室内プール(=温泉・・か!?)にさっさと移動することにした。

これがニュージーランド流の、、温泉!?

コンクリートむき出しの地面を痛い思いをしながら、ひょこひょこ歩いて室内へ(苦笑)。
室内プールは湯気が立ち上っていい具合だ。

パラカイ温泉の室内”プール”
パラカイ温泉の室内”プール”

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足を入れてみると・・温度は、ちょっとぬるめの温泉といったところだろうか。

全体では38度くらいのお湯で、噴水口のそばなら39度~40度くらいに感じられたので、僕はそこに陣取って”泳いで”いた。どうしても設備の造りが温泉ではなくプールなので、座れず、壁に立ったまま寄りかかったり立ち泳ぎをして温まるより仕方がない。なんとなく寛げない仕様なのが残念だけど、これも温泉というより「熱めの温水プール」として入ればいいのかもしれない。温泉もプールみたいに楽しむのがニュージーランド流なんだろう・・そう自分を納得させて”温泉”を楽しんだ。

ちなみに、「スプリングズ=温泉」と名がついているだけに地熱で温められた天然温泉を使っているらしいが、特になめらかさや臭いは感じられなかった。

こう体験談を書いてみると、なんとなく全体的にガッカリ感が出てしまうけれど・・、しかし、次に紹介するウォータースライダーだけはこちらの予想をはるかに上回る面白さだった。

ウォータースライダーがアツい!

すでに駐車場から見えていたけれど、小さな温泉施設には不釣り合いなほど大きなウォータースライダーが設置してある。2本のウォータースライダーが絡み合うようにうねり、古さもあって見た目はかなり強烈だ。

パラカイ温泉のウォータースライダー!

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ウォータースライダーは温泉の入場料に含まれており誰でも利用できる。スライダーの入口には青いヨガマットみたいなものがあって借りれるのだけど・・あとで分かったがこれはかなり重要なアイテムだった。

上までらせん状の通路をひたすら登り、上部のすべり口からマットを敷いて流れに身を任せる・・と、いきなりすごいスピード!!大人でもマットにしがみついて転がらないように注意しないと、急カーブで一回転してしまいそうなほどの勢いだ。しかも、施設が古いせいか、パイプのつなぎ目がちょっとごつごつしていて、マットがないとボコボコと体に当たってこれがちょっと痛い・・(苦笑)一緒に滑った妻はマットを使ったのに後日青あざをつくっていたから、ちゃんと青マットに乗らないと痛い目に遭うかもしれない^^;。(でも地元の子どもたちはマットなしで滑っていた。痛くないのだろうか..)

あらゆる意味のスリルがあって、パラカイ温泉のウォータースライダーは大人でもかなり楽しめるものだった。

キャンプもできるパラカイ温泉。

パラカイ温泉のキャンプ場
パラカイ温泉のキャンプ場

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パラカイ温泉のお隣の芝生エリアにはキャンプグラウンドあって、キャンピングカーやテント泊で泊まることができる。これはオークランドカウンシルの運営する市営キャンプ場だ。

シャワーは無料で使え(コイン式ではない。)、キッチンはとてもきれいで清潔だった。夜も騒々しさはなく、徒歩圏内に「4スクエアー」という小さなスーパーと酒屋、それにテイクアウトの店がある。特に海や川の前というロケーションでもないけれど、ゆっくり土日を過ごしたいときには重宝すると思う。

パラカイ温泉キャンプ場のキッチン。きれいで使いやすかった。

クーポンサイト「GrabOne」を活用しよう!

僕がここに行こうと決めた理由は、一にも二にもクーポンサイト「GrabOne」でディスカウントチケットを見つけたからだった。掲載期限のあるチケットなのでいつでもあるとは限らないが、僕が買ったチケットは破格の半額ものだった。

Grab one はこちら
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僕個人の感想としては、ここは馬鹿正直に通常料金を払うと正直「高い」と思う。graboneなどでディスカウントクーポンを見つけたタイミングで遊びに行くのがよさそうだ。

パラカイ温泉の詳細情報

【パラカイ・スプリングズ】
住所:150 Parkhurst Rd, PARAKAI
料金:大人30ドル、子ども15ドル。キャンプは20ドル/人となっている。(2022年)
営業時間:朝10時~夜9時まで。金曜土曜は夜10時まで営業。
HPはこちら
キャンプ場の予約/支払いはこちら「Auckland Council – Kaipātiki SCC campground at Kaipātiki

You Tubeで見つけた個人による紹介動画はこちら

こちらはウォータースライダーがよくわかる。

 

周辺の唯一の観光施設はこちら!合わせて遊びに行ってみよう。

先日オークランドから車で北西へ40分のウォータースライダー付き温泉「パラカイ温泉」に遊びに行った際、周辺で何か遊べるところはないかと探してみたら、まるで野外美術館のような、“野外アートも楽しめるトレッキング”ができる場所があった。野外美術作品のあるウォーキングコースと言えば、以前紹介したマタカナ地方の「Brick Bay Sculpture Trail」がよく知られている。ブリックベイの方はワイナリー敷地内に60以上もの地物アーティストの作品が展示されていて、一味違った面白い体験だった。さて、パラカイ温泉からすぐのところに...

Last Updated on 2022年9月25日 by 外山みのる

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