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[NZ この植物は何だろう?] まぶしいくらいの若草色!ケヤキみたいな葉っぱの木はなんて名前?

golden elm

先日、読者の方からこんな質問をいただいた。

「北島の牧草地帯や町の公園などで、ひときわ鮮やかな若草色の葉を持つ木がありました。ガイドさんに名前を聞いたんですが忘れてしまって・・これ、なんて名前の木かご存知ですか?」(トップの写真の木)

ニュージーランドの田舎を通るとよく見かける、春から秋にかけて、それはもうひときわ目を引く若草色の木。街路樹や庭木、公園の木としても植えられている、ケヤキのような葉っぱの木。この質問をよんだ僕はピンときた。きっと、あの木だ。

他にも気になった方がいるかもしれないと思い、ここで共有してみよう。




ニュージーランドの、若草色の鮮やかな木の名前は?

さっそく名前から。

あかるい若草色が目立つ木は、Golden Elm( ゴールデン・エルム)という。

学名のフルネームは、Ulmus procera ‘Louis van Houtte’。つまりヨーロッパ・ニレの園芸品種ということになる。

名前そのままに、ゴールデン・エルムは春から秋にかけて黄色~黄緑色の葉をしげらせ、秋には金色に染まって葉を落とす落葉樹だ。言ってみれば、葉を落とす冬以外は年中”黄葉”が楽しめる木というわけで、観賞用の木としてとっても人気がある。高さは成木でだいたい10メートルくらい、ちょっと低めの木だ。

ゴールデンエルムは、北島ではよく牧草地のど真ん中にぽつんと植えられいるのをよく見かける。
これは見た目の良さに加えて、風をまともに受けるような、栄養が少ない環境でもエルムは育つからで、それで街路樹や池の湖畔なんかにもよく植えられているのだと思う。

golden elmの葉

エルムというと日本語ではニレ科の植物で、ケヤキもニレ科のひとつ。日本のケヤキと葉っぱが似ているのも納得だ。

バスや車の車窓から、若草色のきれいな低木がみれたら、きっとこのゴールデン・エルムだ。晴れた日は本当に鮮やか!NZに来たら、ぜひ見つけてみよう。

ゴールデンエルム by Wysiwygpurple’s Blog

 

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