NATURE ニュージーランド

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こ・・これは本物なの!?「ジャイアント・ウェタ」は目を疑う大きさだった・・

こ・・これは本物なの!?「ジャイアント・ウェタ」は目を疑う大きさだった・・

ニュージーランドはオークランドにある鳥の楽園「ティリティリ・マタンギ島」にて日本人向けのガイドをしているのだが、先日久しぶりに訪問したら、またまた奇跡的に巨大昆虫に出会ってしまった。しかも、以前見かけたのよりも一回り大きく、間違いなく成虫のものだ。

冗談みたいに巨大な昆虫、その名も「ジャイアント・ウェタ」。写真や動画をたっぷり撮ってきたので、以前の記事「昆虫界のベビー級チャンピオン!!?世界最重量の昆虫「ジャイアント・ウェタ」に出会った!」の続編として紹介したいと思う。

昆虫界のベビー級チャンピオン!!?世界最重量の昆虫「ジャイアント・ウェタ」に出会った!

トレッキングやキャンプなど、自然の中で遊ぶアクティビティでの楽しみの一つは、なんといってもそこに住む生き物たちとの遭遇だろう。特にニュージーランドは固有種の宝庫で、鳥の8割ほどが固有種だし、もっと言えば植物もそのほとんどがNZでしか見られないものと言…

巨大昆虫ジャイアント・ウェタに遭遇!

ティリティリ島にフェリーで渡り、午前中にバードウォッチングのガイドを終えて、売店のそばでランチを取っていた時のこと。別のガイドさん(NZ人)がやってきて、嬉しそうに耳よりな情報をくれた。

「コースの途中でジャイアント・ウェタをみたよ!場所はね・・」

何でも、コース上のそばの木に、びっくりするくらい大きなウェタがしがみついているのだそうだ。さっそく言われた場所に足を運んでみた。ざっくりと地図上で「このへん。」と言われただけだから、一本一本目を凝らして探してみるが、なかなか見つからない。10分くらい探しても見つからず、・・もう逃げちゃったのかな?と思って、歩き始めた次の瞬間、僕は幹にしがみつく異様な生き物を見つけたのだった。

い・いた!! ティリティリ島のジャイアント・ウェタ。でかい!

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で・・でかい!幹にしがみついて、じっとして動かないジャイアント・ウェタ。擬態のつもりだろうが、まったく周囲と色があってなくてすぐに分かった笑。

それにしても、まるでプラスチックのおもちゃみたいななめらかな質感。コオロギの羽をもいだような奇抜なフォルム。そして何より、不釣り合いに巨大な体・・「カブトムシより大きなコオロギが幹にしがみついている」様子を想像してもらえれば、僕が感じた驚きが分かってもらえるんじゃないだろうか。「異様」で「巨大」。虫嫌いの人なら、しばらく悪夢にうなされてしまいそうだ。

動画を撮ったので、そちらもご覧いただこう。サイズ感が分かってもらえると思う。
(画質を高にしてご覧ください。)

ジャイアント・ウェタ。この質感、この重量!


僕の手を真横に置いて撮ってみた。手のひらにすっぽりと収まるサイズ。

手のひらサイズのジャイアント・ウェタ

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本来夜行性で、昼間に見れることはほんとんどないジャイアント・ウェタが真昼間に見れたのは本当にラッキーだった。

オークランド沖合のティリティリ島には、絶滅の心配されるこの種を繁殖させようと2011年に25匹のジャイアント・ウェタがはなたれ、以降順調に数を増やしている。僕が出会ったのは、その子孫たちの成長した個体の一つだったんだろう。

生息域が激減!?たった一つの島に閉じ込められていたジャイアント・ウェタ

「デカい」「重い」だけが強調されがちなこのジャイアントウェタだけど(笑)、実はニュージーランドはウェタの宝庫だ。全部で70種類ほどのウェタがおり、そのうち11種類が「ジャイアント・ウェタ」の名を冠している。ティリティリ島にいるのは、正確には「wetapunga」と呼ばれる、オークランド&ノースランド地域に本来生息していたジャイアント・ウェタで、「ウェタ」すべての中でも最大級のものだ。

現代のニュージーランドでは人間が持ち込んだ外来哺乳類が猛威をふるっており、まるでタンパク質の塊のようなジャイアントウェタはネズミやポッサムの餌にされてあっと言う間に姿を消してしまった。wetapungaは本島では絶滅し、沖合のリトルバリアー島ただ一島で最後の個体群が生き残っていたのを、ティリティリ島やそのほかの島に移すことでかろうじて絶滅を免れた。現在でもまだまだ数が少ないので、残念ながら一般旅行者などが見れる機会は限りなく少ない。

ジャイアント・ウェタに出会うときの衝撃はかなりのもの。これがNZの動物園などで身近に感じられるように、募金やボランティアなどの保護活動に、日本人旅行者も含めて多くの人が関われたらいいと思う。

 

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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