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運がよければ街中でも!?ニュージーランドでいちばんド派手な野鳥を探そう!

運がよければ街中でも!?ニュージーランドでいちばんド派手な野鳥を探そう!

ここニュージーランドの鳥たちと言うのは、おしゃれに気を使わないというか、はっきり言うと地味な鳥が多い。『NZの鳥たち』と言う名の塗り絵がもしあれば、おそらく茶色を基本として、白と黒、たまに緑色でほとんどの鳥の色は塗れてしまうのではないだろうか。そんな中で唯一、黄色とド派手な配色で飛び回る鳥がいる。今日はNZで唯一のド派手系の野鳥を紹介しよう。

NZで見られるド派手なインコ

僕が初めてこの鳥をみたのは、2006年のワーホリのとき、オークランド市内の公園だった。都会のど真ん中にあるアルバートパークだったと思う。2~3羽で群れになって木から木に飛び移るインコ大の鳥をみて、
「ニュージーランドにもこんな鳥がいるんだ!」
と妙に感心したのをいまだに覚えている。

遠くからでもハッキリわかるくらい赤と黄を贅沢に着飾って、背中~尾の方にかけて少し青が混じる。しっかり見ると、やはりインコのようだ。その時撮れた写真がこれだ。

Eastern Rosella
Eastern Rosella

さっそく図鑑を買って調べてみると、間違えようのない配色ですぐに分かった。「Eastern Rosella(イースタン・ロゼーラ)」という鳥だった。

なぜロゼーラはNZで唯一ド派手な色合いを持つ鳥なのか?

Eastern Rosella
Eastern Rosella   (https://upload.wikimedia.org/wikipedia/)

そんな鮮烈な記憶があるおかげで、NZに再び移住しに戻ってきた今でもロゼーラには一目置いている。というか、毎回立ち止まって見上げてしまう。

地味な色合いの鳥が多いニュージーランドで、なぜこのロゼーラだけが派手な色合いを持っているのだろうか。その答えは簡単だ。単純に、このロゼーラはニュージーランドの鳥ではないだ。もともとの生息域はお隣のオーストラリア。そこでの生存競争にさらされてド派手と化したロゼーラは、その色あいを買われて人間の手で持ち込まれ、温暖で天敵もいないニュージーランドに即座に定着してしまった、というわけ。

いつもお世話になっているBIRD ONLINEによると、ロゼーラがニュージーランドに初めて持ち込まれたのは1900年~1910年代にかけて、南島のダニーデン周辺に放たれたようだ。いまでもその末裔は南島で最大の個体群を維持している。オークランド周辺に持ち込まれたのは、少し遅れて1920年代~。僕が見たのは、ちょうど100年前に放たれたロゼーラの末裔だったということだ。

外来種だが、ほぼ定着した”ネイティブ”扱いのロゼーラ

外来の生き物にはめっぽううるさいニュージーランドだけど、ことロゼーラに関しては「駆除しなきゃ!」というような声を聞いたことがない。これはすでに移入から100年以上が経過し、駆除のしようもなく、生態系の一部として認められているからだろう。主な住処が原生林ではなく、公園やちょっとした雑木林のような場所だからというのもある。ニュージーランドを代表する貴重な固有の鳥たちとエサや住処を争うことが少ないのだ。

実はニュージーランドには2種類の固有のインコもいる。また別の機会に紹介していこう。

 

 

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