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花火禁止国のNZで、年に一度だけ花火が”解禁”される意外な理由。

花火禁止国のNZで、年に一度だけ花火が”解禁”される意外な理由。

11月に入ってからというものオークランドでは夜になると花火の音が盛んに聞こえてくるようになった。路上には花火の露店が現れ、雑貨スーパーのウェアハウスには打ち上げ花火が山となって積まれているのも目にする。

「休日でもないのに、いったいこれから何が始まるんだろう?」

花火を使いそうな休日らしい休日はクリスマスまで特になさそうだ。なんで11月という中途半端な時期に花火なんだろう?そう思って調べてみると、花火に関する面白い話がたくさん出てきたので、今日は『ニュージーランドの花火事情』についてまとめてみよう。

ニュージーランドは花火禁止国だった!

まず驚くのが、NZは花火が法律で禁止された国(!)だということ。
厳密には、ある記念日前後の数日を除いて花火を販売してはならない、と法律で決められている。1年のうち数日間だけ販売され、なおかつ海外から持ち込むことはできないので、必然的に販売される時期くらいしか花火の打ち上げができない、ということになるようだ。

それにしても、なんで国を挙げて花火を禁止にしているんだろう?

花火 ニュージーランド 外山みのる オークランド fireworks guy fawkes

11月5日のガイ・フォークス・デイは花火解禁日!

禁止の理由の前に、まずなぜ11月に入って花火の音が聞こえてきたのか、そちらから明らかにしてみよう。

11月5日は「Guy Fawkes Day (ガイ・フォークス・デイ)」といって、休日ではないものの、イギリスから伝わる伝統行事の日だ。時は中世のイギリスまでさかのぼり、ガイフォークスという男が仲間と共謀して、国会議事堂を爆破しようとして未遂に終わった事件があったそうで、事態を重く見た当時の国王はそれから毎年事件の日に戒めのために行事を行うようになり、いつしかたき火や花火を打ち上げるイベントになっていったという。

(詳しくはウィキペディア『ガイ・フォークス・ナイト』参照)

ただ、ニュージーランドではそういった歴史的意味合いは薄れて、今では普段は禁止されている花火をめいいっぱい楽しむ日として定着するようになっている。

花火 ニュージーランド 外山みのる オークランド fireworks guy fawkes

年一回の花火解禁日!NZ人はこぞって火の手をあげる・・

ニュージーランド人はハメを外すのが好きというか、くだらないことを精いっぱい面白がる妙な癖があるように個人的には思っている。そこがいいところでもあるのだけど。きっと同意してくれる方も多いと思う。しかし、そんなNZ人が花火を手にしたらどうなるか・・(苦笑)

2005年のデータでは、なんと解禁された数日の間に花火から出火する火事が一気に65件も起きたそうだ。

もともとニュージーランドは「花火は火災の原因」という概念を強く持っているようで、真面目な理由としては酪農国らしく家畜が驚いて悪影響があるともされていて、国を挙げて花火は禁止となっているという。

毎年、花火販売解禁日はだいたい11月上旬の数日間。
18歳以上の大人でないと買えないし、子供だけでは花火はできない。まるでお酒みたいな扱いだ^^;
いろいろなイベントも開催される時期でもあるし、せっかくだから打ち上げ花火を楽しもう!

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