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【ロトルアでトレッキング】 湖水が熱い!? 天然温泉を目指すタワウェラ湖トレッキング

【ロトルアでトレッキング】 湖水が熱い!? 天然温泉を目指すタワウェラ湖トレッキング

温泉が有名な北島の観光地、ロトルア。

実はトレッキングコースを豊富に抱える街でもあり、特に数多くある湖のほとりを歩くコースは原生林や湖の景観だけでなく、ロトルアらしいもくもくと蒸気があがる地熱地帯を見ることもできる。

でも、もしもそんな地熱地帯が、湖のほとりにあったとしたら・・!?そう、そこは湖そのものが天然の温泉になってしまう。ロトルアからアクセスもカンタン、タワウェラ湖という湖のほとりにある、その名も「ホットウォータービーチ」トラックをご紹介しよう。

ロトルアのタラウェラ湖へ!

トレッキングコースのあるLake Tarawera (タラウェラ湖)までは車でロトルア中心部から20分ほど。知名度のあるLake Blue(ブルー湖)を通りすぎた先にある。

ホットウォータービーチが終点のレイク・タラウェラ・トラックは、湖ぞいの原生林コースで、片道5~6時間。終点である天然温泉のほとりにテント場があり、ちょっとした天然温泉を楽しめる。(テント場は要予約。)

うっそうとした原生林を歩く!

タラウェラ湖 トレッキング
大きなシダが生い茂る

湖沿いを歩くので、湿気を好む木性のシダがこれでもかと迎えてくれる。
シダと言っても、NZのシダは高さ最大20mにもなる”シダの大木”。傘のように生えるシダの葉の下を、木漏れ日を浴びながら歩くというのは、どことなくジュラシックパークの中の景色のようだ。時折見える湖は森に囲まれ凪いでいて、深いブルーが美しい。

湧水の川”ツイン・ストリーム”が透明すぎる!

途中に”ツイン・ストリーム”という川がある。
深い森を縫うように流れる小川で、僕は今まで見たこともない透明度にしばらく言葉を失ってしまった。それもそのはず、この川には「上流」が存在せず、コースわきの地面から地下水が直接流れ出しているのだ。川には大きなrainbow trout(ニジマス)がゆらゆらと泳いでいる。なんとも、絵本の中のような、神秘的な気持ちにさせてくれた。

目的地、ホットウォータービーチ!

タラウェラ湖のホットウォータービーチ
いよいよ見えた!タラウェラ湖のホットウォータービーチ

 

ゆっくり休憩も入れて歩くこと5時間半。いよいよ湖の一部から湯気が立ち上っているのが見えてきた。ためしに湖の水を触ってみると、ほんとに熱い!!さっそく水着に着替えて、「ホットウォータービーチで天然温泉だ!」と飛び込んでみると・・

い・・意外と冷たい!!(苦笑)

全部暖かいお湯ならうれしいのに、どうやら熱いのは表面だけで、下の方はまったくの真水。深いところは寒いので、水深の浅い浜辺で寝そべるような”天然温泉”となってしまった。きっとちゃんとスコップみたいなのがあれば、自分だけの温泉を掘れたんだろう。

ロトルア タラウェラ湖
ホットウォータービーチで、天然温泉・・!?

でも、だれもいない大自然の中で浴びるお湯はまた格別だった。そしてテントで迎える静かな夕暮れ。本当に心休まる瞬間だ。

ロトルア タラウェラ湖
ホットウォータービーチの目の前にテントを張る。静寂があたりを覆った

ロトルア・タワウェラ湖のトレッキング情報

MAP ホットウォータービーチ(タワウェラ湖)
MAP ホットウォータービーチ(タワウェラ湖)

タワウェラ湖のホットウォータービーチへは片道5時間ほど。途中にトイレが2か所あり、テント場には水もある。特に標高差はないから、距離さえ歩ければ誰でも遊びに行ける。

ちなみに、テント場はDOC(環境省)の管轄なので予約がいり、一人当たり10ドル(2015年)。ロトルア中心部の観光案内所に併設のDOCオフィスで予約をしてから向かおう。オンラインで予約もできる(DOCの該当ページへ)。

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園芸/造園/コラム外山みのる
ニュージーランド在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。お仕事は園芸や造園、コラム執筆等。

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