ランギトト島の隣に、ちょっとだけ陸続きの島がある。
モトゥタプ島 Motutapu Islandと呼ばれるその島は、かつては牧草地だったものの、長年の植林活動の成果が上がって貴重な鳥たちの楽園に変わりつつある。
モツタプ島の自然を支えているのが、毎年たくさんの参加者があるボランティア活動だ。通年参加できるこのボランティアの詳細を追ってみよう。
モトゥタプ島とは?
ランギトト島のすぐ隣にあるモツタプ島。実はランギトトとも地続きになっていて、モトゥタプ島にあるキャンプ場まで歩いて渡ることもできる。(モトゥタプ島への定期フェリーは残念ながら出ていない)
かつては一面の牧草地だった島も、近年のボランティアの植林の努力によって緑が帰ってきた。2000年代にはいってタカへという飛べない鳥もこの島に放たれ、2016年にはついにキーウィも放鳥されるまでになった。きっとこの島も、数十年たてば鳥たちの楽園に生まれ変わるんだろう。
モトゥタプ島でのボランティアの仕事は?
ボランティアの主な仕事は、植林、苗木の管理、雑草の駆除などだ。
一年を通していつでも参加でき、毎月2回ペースで「ボランティア・デー」が設けられている。冬場がニュージーランドにおける植林シーズンなので、冬の6~9月あたりは植林デーが別に設置されている。
僕が参加したのは植林デーだったが、50人くらい集まった参加者と一緒にシャベルを借りて、レンジャーの指示を受けながらいろいろな種類の木を植えていった。ハチミツのもとにもなるマヌカの木も植えた。僕らが植えた木も、きっと10年後には大きな森になっているだろう。
夏場は植林ができないから、代わりに植林に使う苗木を管理(植え替えたり、水をあげたり)する仕事がある。体力があれば、島のあちこちに移動して雑草をとる”Weed Buster”に参加しても面白いかもしれない。
モトゥタプ島ボランティアへの参加方法は?
The Motutapu Restration TrustのHPに一年の日程が載っている。ちょっと早めにメールで予約をすれば、ほとんどの確率で参加できるはずだ。
フェリー代はかかるが、ボランティアメンバー用にかなりディスカウントがされたと記憶している。格安価格でフェリーに乗れて植林ボランティア体験ができるのはありがたい。
ちなみに、そのまま帰らず島に泊まることも可能だ。翌日はそのまま歩いてランギトト観光もできるから、そうしてみるのも面白い。
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団体名 | 仕事内容 | 参加方法と体験談 |
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Last Updated on 2022年9月21日 by 外山みのる
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