オークランドから一時間ほど北にいったところにあるシェイクスピア自然公園(shakespear regional park)。ここはオークランド・カウンシル管轄の公園であると同時に、鉄柵で囲われた鳥の保護区でもある。
毎年冬の時期になると、この保護区内で植林活動が行われていて、僕は2016年に参加することができた。その時の様子をお伝えしてみよう。
シェイクスピア自然公園って?
オークランド北部、小さな半島の先にあるShakespear regional park。羊の放牧もいまだに行われている、半公園&半牧場のような場所だ。また、敷地は鉄柵で囲われていて、外来の哺乳類(イタチやネズミ)が入ってこれない、鳥類保護区にもなっている。
半島のすぐ先には鳥の楽園として知られるティリティリ島という島があり、そこから飛んでくる貴重な鳥たちの受け皿にもなっているようだ。キーウィをはじめ、ベルバード(Bell bird)やカカリキ(Kakariki)というインコ、カカ(Kaka)というオウムなどがシェイクスピアで見られる主な希少種だ。
ハイキングコースも充実していて、オークランド随一の潮干狩りスポットでもあるシェイクスピア自然公園。オークランドに来たら必ず行っておきたいイチオシのスポットと言っていい。
植林ボランティアの様子は・・!
僕が参加したときはFBで一緒にいく参加者を募り、総勢30人くらいで植林ボランティアに参加することになった。
「こんなに人数連れて行ったら、すぐ植える木がなくなって迷惑かもな..!?」
と思っていたけれど、行ってみたらまったくのとりこし苦労だった。会場についたら、実に200人以上の人たちがシャベルを持って植林をしていたからだ!
これだけ規模が大きいと運営側もよくオーガナイズされていて、誘導係、植え方を教える係、場所を誘導する係、ボトルの水や差し入れのバナナを配る係ときっぱりと役割分担が決まっていた。
丘一面の広大な敷地に苗を植えていくのだがこれも一工夫が施されていた。
ベルト状に植える範囲が決まっているおかげで200人の大集団でも進む方向は常に一定、ゴールの先には炊き出しのブースがあって、植え切ってゴールしたものからソーセージと食パンのホットドックと、熱い紅茶がもらえる仕組みになっていた。もうトヨタもびっくりの全自動ベルトコンベア植林方式である。
数を植えるとそれなりに疲れるし、斜面でシャベルを振るうというのは慣れてないとなかなか体力がいる仕事だ。それでも、ここまでうまくオーガナイズしてくれると気分がいいし、やりきった感が誰の顔からも感じることができた。
シェイクスピアの植林イベントにはどうやって申し込む?
一般的なオークランド地域での自然保護ボランティアの探し方は以前も紹介したので、そちらを参考にしてほしい。
シェイクスピアに限って言えば、Shakespear Open Sanctuary という団体のHPを覗くのがいちばん確実だ。冬の季節、6~9月くらいに広報がでているはず。予約は特にいらず、心配ならメールで「〇〇名参加します」と表明だけすればOKの返事がもらえるはずだ。
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Last Updated on 2022年9月21日 by 外山みのる
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