「オークランドらしい風景写真を撮りたい!」と思っている旅行者ってとても多いと思う。
そんな方におすすめなのが、ポストカードにもなっているオークランドの風景スポットの代表格で、有名な観光スポットでもある「ワンツリーヒル one tree hill」だ。
ここは春の季節なら桜やモクレンのお花見が楽しめ、シティーや遠くに浮かぶランギトト島の景色もばっちり楽しむことができる。何よりも都会の真ん中なのに羊が放牧されていて、しかも自由に入れるので、羊たちと記念撮影だってできちゃう素晴らしい場所だ。
園内は広く、頂上は183mとちょっとした山でもある。この記事では、見どころ満載のトレッキングコースとしての「ワンツリーヒル」を紹介していこう。
オークランドの「ワンツリーヒル」でハイキング!
One Tree Hillでハイキング!
【レベル】初級
【タイム】1~2時間
【距離】園内一周で約6㎞
【コース内標高差】約70m
たくさんの見どころが詰まったワンツリーヒル。(上の地図のアイコンをクリックすると写真が表示される)
外周を歩いても6㎞くらいなので、せっかくならファームトレッキングと思ってちょっと長めの散歩を楽しんでみよう。春なら日本人の間では有名なオークランドいちの桜並木、それにモクレン並木やラッパ水仙が見事なツイン・オークドライブウェイが見ごたえがある。頂上へは羊のいる牧草地を歩いていくこともできる。タイミングが合えば草を食む羊の群れがいるかも!?
次項で写真を使って各スポットを見てみよう!
ワンツリーヒルの桜並木
多くの人は、ワツリーヒルの北側(シティに近い側)のバス停から歩き出して、石造りのエントランスを通って園内に入っていく。9月末ごろの春の季節であれば、北側エントランスから入ってすぐの広場は人でごった返しているはずだ。ここにはオークランドで最も大きな桜並木があって、花見をしようと特にアジア人はこの季節を心待ちにしている。


ワンツリーヒルのお花たち。モクレン&ラッパ水仙
僕個人的には、桜よりもニュージーランドらしくて見ごたえがあるんじゃないかと思うのが、同じく春の季節のモクレン並木とラッパ水仙の散歩道だ。小高いオーク並木の木漏れ日をあびながら、可憐な水仙を愛でる・・なかなか日本ではない風景じゃないだろうか。花がなくても、木漏れ日溢れるオーク並木は風情があって心落ち着く場所だ。


巨木になることで知られる「カウリ」の林
あまり知られていないけれど、巨木になることで知られる「カウリ」という種類の木も、どういうわけか園内に植えられている。ワンツリーヒルのカウリはわりと大きな木なので、おそらく50歳は超えていると思う。ガチガチのイギリス庭園式植え方と言えばいいのか、きっちり等間隔に列をなして植えられているのはチョット風情がないけれど・・(苦笑)

羊のけもの道を借りてワンツリーヒルの頂へ!
頂上までは舗装路が通っているが、せっかくだから羊のいる牧草地にお邪魔してみよう。「牧草地に入っちゃって大丈夫なの?」とよく聞かれるが、登山地図では一応正規のトレッキングコースとしてワンツリーヒル内の牧草地には破線(コース)が引かれている。
フンをうまく避けながら(笑)、羊たちのけもの道を利用して頂上へ向かおう。タイミングさえあえばコース上に羊たちがいるはずだ。春ごろは子羊もいるかもしれない。背景に頂上のオベリスクを入れるもよし、遠くのスカイタワーやランギトト島を入れるもよし。ちょっと粘れば、きっと羊と一緒に写真に収めることができるはずだ。


頂上には次世代の「ワン・ツリー」が植えられている
ワンツリーヒルの名の由来は、かつて頂上に一本の大きな木が立っていたから・・だったのだが、2000年ごろに「頂上の木は白人支配の象徴だ!」と主張するマオリの活動家に切り倒されてしまった(木も「松」で外来種だった)。そこで、2016年には頂上にこんなものができた。
柵で囲った9本の木。どれもニュージーランド固有の木で、いつの日かこのうちの一本が残され、新たな“ワンツリー”の栄誉をうけるらしい。でも、今はまだまだ苗のような小ささだ。頂上に行ったら、この写真(2016年撮影)と比べてどれくらい育っているか見比べてみよう。


ワンツリーヒルへの行きかた
シティ中心部の、バスや電車のターミナルとなっているブリトマート駅からなら、電車で「グリーンレーン駅」で降りて徒歩15分くらい。バスならいくつか選択肢があるので、グーグルマップで検索してその時間に出ているバスを選ぼう(上の写真のように検索できる)。ちなみに・・健脚の方は、シティから歩いて行くこともできるのでトライしてみよう(徒歩1時間半くらい)!
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Last Updated on 2022年9月24日 by 外山みのる
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