ニュージーランド最大の蝶、モナーク・バタフライ (Monarch Butterfly)。
夏になるにつれて、オークランドの郊外などで、ふわふわと飛んでいるモナークを何度も見かけるようになってきた。
モナークについてはこちらに詳しい ↓
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モナークについて調べてみると、幼虫の餌となる植物はswan plant という、日本語で風船唐綿(ふうせんとうわた)という一年草で、どうやら自宅にこの植物を植えればお庭に飛んできてくれるらしい。それならばと、さっそく園芸店に買いに行ってみた。そこで僕が見たものとは・・・!?
NZの園芸店でモナークの餌「swan plant」購入!
家から近い大きな園芸店「kings plant barn」(HPはこちら)へ行ってみた。このキングスは、ここに行けば大抵の植物は揃うと言っていい大型の園芸店で、オークランド郊外にいくつも支店がある。
スワン・プラントというのはあまり見慣れない植物だったから、見つかるかどうか心配だったものの・・あった!しかも売り場の一番目立つところに、堂々と展示されている。

スワンプラントは、見た目はこんな感じ。卵がいくつも産み付けられたらすぐ葉っぱが足りなくなってしまうだろうから、ちょっと多いかな?と言うくらい買った方がいいかもしれない。

園芸店の”珍百景” スワンプラントにオマケがついてきた!
上の写真のようにたくさんスワンプラントの鉢が並んでいたので、さぁどれにしようかと選んでいたら、面白いものを見つけてしまった。
なんだと思う?
これ、これ!

モナークバタフライを呼びたくて買いに来たのに、もう幼虫が付いてるー(笑)!
それどころか、よくよく見ると大小様々の幼虫がそこかしこにいて、遠目にも幼虫たちが商品をガシガシと食べているのが見て取れる。おそらくは屋外展示なのでモナークが飛んできて勝手に卵を産み付けていったんだろう。しかし明らかにたくさんいるのに、店員さんは幼虫たちを駆除せず完全に放し飼いにしているのも、なんだかNZらしくて面白い。
この売り場では、あまりにも幼虫が多いので、幼虫つきの鉢を選ぶどころか、できるだけ付いてない鉢を選ぶのに苦労したくらいだった。
園芸店の”珍百景”2 もっとスゴイおまけがついてきた!
できるだけ幼虫がすくなくて、なおかつ枝ぶりのいいスワンプラントはないか・・と探していたところ、さらにすごいオマケがついている鉢も見つけてしまった。
幼虫ではなく、その先・・。
もうおわかりだろうか。
そう、これ!

売り場で商品たべて、むしろ食べ終わって、店内で蛹になっちゃってる・・。
蛹つきの鉢なら、もうほとんどready to goではある。それはそうだ、確かにスワンプラントとはモナーク蝶を自宅に呼びたい人が買う植物。しかしまさかサナギ付きまで売られているとは思いもしなかった。もちろん、面白さもあって即購入してしまった。
園芸店の”珍百景”3 さっそく地元住民に話しかけられる
スワンプラントを抱えて駐車場に出ると、さっそく隣に停めてあった車の運転手に話しかけられた。もちろん、知らない人だ。
「スワンプラントを買ったんだね!モナークを呼ぶのかい?」
「そうだよ。みて、もう幼虫もサナギも付いてる。」
「ほんとだ!私の家にもスワンプラントがあるけど、モナークが何匹も周囲を舞っててキレイだよ。でも、植物はもう卵だらけだけどね。ハハハ・・」
なんて、他愛もない会話をして車に乗り込んだ。
ニュージーランド人は本当に気軽に気さくに誰とでも話をはじめるし、鳥や植物など自然のこととなるとなおさら話しかけてきてくれる。ニュージーランドの面白いところだ。
モナークの植物を育てれば、自然にニュージーランド人との接点もできるし、話のネタにもなって、さらには自然を理解することもできる。なんだ、いいことばかりじゃないか。
皆さんも、機会があればNZでぜひスワンプラントをお住まいの庭に植えてみよう。きっといいことがあるかもしれない。
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Last Updated on 2022年9月22日 by 外山みのる
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