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川そのものがミネラルウォーター!北島の『ブルースプリング』を歩く

空気がおいしく、水もおいしい、ここニュージーランド。ミネラルウォーターもお店にいけばたくさん種類が並んでいて、僕もトレッキングに行くときはよく購入して持っていく。

ところで、あるときボトルを手に取って、ふと疑問がわいた。
「このよく売られているNZのミネラルウォーターは、どこから来ているんだろう?」
そう思って何気なくググってみると、なんと7割近くが北島の「ブルー・スプリング」という湧水から採られているという。てっきり「南アルプスの天然水」のイメージそのままに、南島の山脈から採っていると思い込んでいた。しかも「ブルースプリング」はオークランドからも日帰り圏内。これはいかないと!
ということで、さっそく休日を利用して行ってみることにした。

ミネラルウォーター原産地「ブルー・スプリング」


地図で見るとこのあたり。ハミルトンとロトルアのちょうど中間地点にそのミネラルウォーターの産地「ブルースプリング」はある。

車でもほぼ直接行けてしまうようだが、ブルースプリングから始まる川の下流部から歩いて向かうこともできる。もちろん、僕は下流に車を停めて歩くことにした。

ブルースプリングでハイキング!

ブルースプリング

いざ、ブルースプリングへ!

「テ・ワイホウ・ウォークウェイ(Te Waihou Walkway)」と名前のついたハイキングコースは、車を停めて一歩足を踏み出したところから素晴らしい風景が広がっていた。出番は後だろうとバックに入れていたカメラを取り出すことからハイキングが始まった。

コースの横を流れている川の、なんとまあキレイなこと!ただ透明なだけじゃなく、川を揺らめく水草が生き生きとしていて、そこに隠れる魚たちもまた元気そうだ。周囲の風景もニュージーランドらしい緑いっぱいの牧草地。そんな広々とした景色の中を歩けば誰だって心洗われるような清々しい気分になってくる。

ブルースプリング

ブルースプリングの風景

ずっと牧草地かと思いきや、コースの目的地が近くなるに従って森に入っていく。背の高い木性シダやニカウというヤシの木など原始的な木々がコースに覆いかぶさるようにして生え、さっきまでとはまるで別世界だ。川は狭く急になり、深みを増した水は雪解けのような淡い青になってきた。途方に暮れるような神秘的な自然。2人で歩いていたけれど、だんだんと言葉数も少なくなって、いつの間にか言葉もなくなり、ゆっくり味わうように歩くようになっていた。
後で知ったのだけど、この川の水は100年かかって地上に出てくる過程で、不思議な淡い青色を纏うのだとか。まさに自然の為せる神秘だろう。

ブルースプリング

ブルースプリング 原生林を歩く

ブルースプリング

淡い青を湛えた森の中のブルースプリング

ゴールには湧水のポイントがあるかと思いきや、どうやら採水地はもっと上流で、川幅が広く水草も豊富なポイントに展望台やベンチが設置されている場所を「ブルー・スプリング」と呼んでいるようだった。

ブルースプリング

ゴールの展望テラス

ブルースプリング

水草もお魚もばっちり

ブルー・スプリングのハイキング情報

ブルースプリング

ブルースプリング

テ・ワイホウ・ウォークウェイを歩いてみた感想としては、目的地である展望台のポイントよりも素晴らしい景色は道中に山ほどあって、特に森が近いエリアの川の水の美しさは例えようがなかった。間違いなく、往復3時間を歩いた方がブルースプリングの雰囲気を肌で感じることができる。

コースはなだらか、羊や牛がいるような牧草地から、コケから水が滴る原生林まで周囲の景色の変化は多い。大人から子どもまで楽しめるコースだと思う。

区の公式紹介ページにも詳しい→
Hamilton-Waikato District : Blue Spring

僕が歩いた時のGPSログはこんな感じ。左上の標高図をなぞると、たとえば「歩き始めて~キロ地点にきつい登りがある」というようなことが分かる。詳細を押せばさらに詳しい情報が別ページで表示される。もし行ってみようという方がいれば参考にしてほしい。

最後にちょっとした動画。生き生きした水草と、素晴らしい透明度のブルースプリングをぜひご覧あれ。

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/個人ガイド/コラム外山みのる
ニュージーランド(オークランド)在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。移住を目指して家族で奮闘中。お仕事は園芸や造園、個人ガイド、コラム執筆。

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