NATURE ニュージーランド

ちょっとだけNZの自然に詳しくなれるネイチャーマガジン

野生のペンギンが見たい!オークランドから行けるペンギン・スポットはここ!

野生のペンギンが見たい!オークランドから行けるペンギン・スポットはここ!

ペンギンと言えば南極の氷の上にいるイメージがあるけれど、ここニュージーランドにもペンギンがいる。いるどころか、NZでしか見れない種類も多く、世界のどの国よりも種類が豊富な「ペンギン王国」でもある。

全18種類のペンギンのうち7種がNZに生息していて、そのうち4種類は一般の観光客でも観に行くことができる。4種類のうちわけは

  1. ブルーペンギン
  2. イエローアイド・ペンギン
  3. ホワイトフリッパード・ペンギン
  4. フィヨルドランド・クレステッド・ペンギン

それぞれの写真や生態のお話は次項に譲るとして、2~4についてはニュージーランド南島に生息している。実は上の順番は「見やすい順」に並べてある。つまり1のブルーペンギンは比較的見つけやすく、4のフィヨルドランドクレステッド・ペンギンに至っては、”運”と、見るために努力というか日数がかかる。

今日の本題は1のブルーペンギン。和名はコガタペンギンという。このブルーペンギンだけはNZ全土に生息していて、北島、たとえば最大都市のオークランドでさえ生息域になっている。

「じゃぁ、オークランドで野生のペンギンが見れるの?」と驚かれるかもしれないが、実際”ある場所”なら見ることができるのだ。今日は見られる場所の案内と、僕の体験談をお話してみよう。

オークランドで野生のペンギン観察

Featherdale Wildlife Park

面白いことにブルーペンギンというやつは毎晩夜になると寝床となる海岸や森に帰ってくる習性がある。「森?」そう、森だ。安全のためか、はたまた海岸に適当な岩陰がない場所では、彼らは森をずんずん歩いて寝床を探す。森の中を歩くペンギンたち。奇妙な光景だ。
それはつまり、言い換えると適当な岩場のある海岸と、その背後に森がないとブルーペンギンは生きていくことができない。オークランドは海岸沿いにびっしり高級住宅が並んでいるから、さすがに彼らも寄りつこうとはしない。じゃぁ彼らはどこをほっつき歩いているか。それはオークランド沖合にたくさん浮かんでいる、島だ。

特にキーウィなどの飛べない鳥たちの保護区に指定されている島なら天敵のイタチもいないのでペンギンの数も多い。ベストなのは有名な鳥の楽園『ティリティリマタンギ島』だろう。ほぼ毎日フェリーが出ていて、山小屋ながら宿泊施設もある。一泊すればかなりの確率でブルーペンギンに出会うことができる場所だ。

ティリティリ島でペンギン探し

tiri-island-overview
Tiritiri matangi island

ブルーペンギンは世界最小のペンギンだ。背丈は人間のひざ下くらいしかない。容姿はあまりにかわいいから、さぞかしかわいらしい声で鳴くんだろうなと思いきや、実はそうではなく、「ぐがぁああぁ」とか「ぎゃあぁああ」とか、ああ、そういえば海鳥なんだな・・と思わせられるすごい声で鳴く。そんな森中に響くダミ声を頼りに懐中電灯片手に歩いていると、騒いでいた声がぱったりと声がやむことがある。これが近くにいるあかしだ。しばらく暗闇でじっとしていると「ガサガサガサ・・!!」と足音が聞こえだすだろう。懐中電灯の先には、念願の小さな生き物がじっとしているはずだ。

僕が島に泊まっていたときは、森の中のずいぶん海岸から離れたところで出会った。一日中海で餌をさがして泳ぎ、夜はこうして寝床をさがして山登りをしているブルーペンギン。お勤めご苦労様、と思いながら、そのときはちょっとビデオに撮らせてもらった。

ティリティリ島でペンギン観察のモデルプラン

ティリティリ島のフェリーは真夏のハイシーズンは毎日運航、オフシーズンでも月火を除く日は一本フェリーが出ている。ざっくりプランを立てると、

  • 1日目09:00 にフェリー出発、 夜にペンギン観察
  • 2日目の午後便で帰路、17:00前にはオークランド着

というプランが立てれるのではないだろうか。バンクハウスの料金は一泊30ドルくらいとまずまずリーズナブル、シャワーやキッチンなど基本的なファシリティはあるが、寝床はマットレスしかないので寝袋持参が条件になる。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

ABOUT THE AUTHOR

園芸/造園/コラム外山みのる
ニュージーランド在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。お仕事は園芸や造園、コラム執筆等。

コメントはこちら

*

COMMENT ON FACEBOOK

こんな記事も読まれてます

【ハイキング・イベント運営中!】 初心者もOK!オークランドのハイキングCLUBに参加しよう

【ハイキング・イベント運営中!】 初心者もOK!オークランドのハイキングCLUBに参加しよう

ニュージーランドや、その中心都市オークランドにはたくさんの日本人が暮らしているが、これまでたくさんの方々にお会いしてお声を頂戴してみると、 「アウトドアに興味があるんだけど、やり方が分からない。」 「ハイキングをしたいけど、どこが初心者でも...
ニュージーランド晩夏の風物詩はセミの大合唱!NZセミのマオリ名とその詩的な由来

ニュージーランド晩夏の風物詩はセミの大合唱!NZセミのマオリ名とその詩的な由来

ニュージーランドでは夏も盛りを過ぎる2~3月ごろになると、鳥の声にとって代わるほどの大合唱がいたる所で聞こえてくるようになる。 何の合唱かというと、そう、日本ではおなじみの、セミの大合唱!ニュージーランドにもセミがいるのだ。 先日オークラン...
ワイトモケーブとセットで観よう!自然の造形美「ナチュラルブリッジ」

ワイトモケーブとセットで観よう!自然の造形美「ナチュラルブリッジ」

オークランド在住者の友人数名が「穴場のいい自然スポットがあるよ!」とおススメしてくれていた観光地があった。地図で見ると、そこは有名な「ワイトモケーブ」よりもさらに”何もないところ”へ車を走らせた先にあって、確かに知らないと絶対に行かないよう...
海外7か所でWWOOF体験。イチバン良かったWWOOFと残念だったWWOOF

海外7か所でWWOOF体験。イチバン良かったWWOOFと残念だったWWOOF

ニュージーランドで農業体験と言えば、WWOOF(ウーフ)という制度があって多くの旅人に利用されている。 オーガニックや自然に興味があった僕も、無料で泊まれるうえにファーム生活が体験できるとあって、ワーホリ時代を含めてよく利用していた。オース...
ロトロア島 ボランティア 植林 オークランド

タカへもウェカもキーウィも見れる!オークランド沖合「ロトロア島」で植林ボランティアと飛べない鳥たち

アウトドアやトレッキングが好きでニュージーランドに移住したような僕にとって、植林などの自然保護ボランティアへの参加は欠かせない。遊んでばかりでなくて、できればその自然を保全する活動も同時にしていきたいからだ。 いくつものボランティアに参加し...
決死のディスプレー”擬傷”に感動・・ニュージーランド・チドリは子育てシーズン!

決死のディスプレー”擬傷”に感動・・ニュージーランド・チドリは子育てシーズン!

もう10年も前になるけれど、僕はニュージーランドで鳥の「擬傷(ぎしょう)」という行動を観たことがある。 「擬傷」というのはその言葉通り、鳥が傷をついたふりをするディスプレーのことで、チドリという種類の鳥たちが時折行う行動として知られている。...
Return Top