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”ニュージーランドの箱舟”・リトルバリア島って!?島の最新映像が生き物の宝庫!

ニュージーランドには、ガイドブックにも載らず、一般の観光客どころかキーウィ(NZ人)にさえほとんど知られていない大きな島がある。

それは、北島北部にある「リトルバリアー島」という島だ。

ここは特別な許可証をもった研究者や環境省の職員しか立ち入ることができない、完全に隔離された自然保護区。
キーウィなど、絶滅にひんする貴重な鳥たちが数多く暮らしている。

このリトルバリア島に関してはこれまで一般向けの情報はほとんどなかったのだが、最近になってついにこの島を紹介する素晴らしいムービーが作成された。いったいどんな映像なんだろう?島の簡単な紹介とともに、動画を観てみよう。

ニュージーランドの箱舟・リトルバリアー島って?

こうして地図で見てみると、オークランドからも意外と近い距離にある「リトルバリアー島」。ここは野生生物の保護区となっていて、ニュージーランドで最も厳しく管理されている島の一つだ。

お隣の「グレートバリアー島」が一般の人でも入れて、ガイドブックにも載っているほど有名なトレッキングコースまであるのとは対照的に、リトルバリアー島には研究者や環境省など許可を得た者しか立ち入ることができない。

そこまでして守っているものは、絶滅が心配されるこの国の生き物たちだ。とくに翼を失った飛べない鳥や、本島では絶滅しているトカゲや両生類たちが数多く暮らしている。キーウィ、カカポなど、それこそ絶滅すれすれの飛べない鳥たち、そして恐竜の生き残りと言われるツアタラ(ムカシトカゲ)が生息するなど、リトルバリア島はニュージーランドに人間が入ってくる前の生態系がほとんどそのまま残されているほとんど唯一の場所と言っていい。

これらの特徴から、リトルバリア島は「ニュージーランドの箱舟 NZ’s Ark」とも呼ばれている。

リトルバリアー島の紹介動画を見てみよう!

今回NHNZというテレビ局が発表したリトルバリアー島の紹介動画は、11分のちょっと長めの映像だ。でも、僕は初めて触れるリトルバリアー島の風景が面白くって、一度も止めずに見入ってしまった。動画では、思いつく限りのありとあらゆるニュージーランドの貴重な生き物がでてくる。さぁ、さっそく見てみよう。全編英語だけど、動画右下の「サブタイトル」を押せば字幕が表示される。

僕個人的には、この動画を見ていると、かつてはニュージーランドにはこんな豊かな自然環境が広がっていたんだなぁと思わずにはいられない。この動画に登場する生きものの多くは、すでに本島の森では絶滅してしまっているからだ。なるべくニュージーランド中にリトルバリア島の環境を戻していけるよう、募金やボランティア活動参加、あるいはその地域への観光などを通して支援していけたらいいと思う。

ちなみに、この動画はちょっとした「ニュージーランド知識クイズ」としても使えると思う。登場するすべての生き物を言い当てることができたら、それはもうかなりの“NZネイチャー通”と言っていいはず:)字幕をうまくつかって、答え合わせをしてみよう。

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園芸/造園/コラム外山みのる
ニュージーランド在住。20歳でNZワーホリ後、海外自転車旅や山小屋バイト等を経て再びNZへ。お仕事は園芸や造園、コラム執筆等。

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