ニュージーランドが誇るトレッキングコースのトップ10、グレートウォーク。その中でも唯一歩きではなく川下りが楽しめるのが、ワンガヌイ・リバー・ジャーニーだ。
前の記事ではこの川下りの概要について書いたので、ここでは具体的に実行に移すための3つのステップをご紹介しよう。
ステップ1 カヌー/カヤックのレンタル

ワンガヌイ・リバー・ジャーニーはグレートウォークスだけあって、カヌーを持たない旅行者でも5日間の川下りができるような仕組みが整えられている。
まずはカヌー/カヤックの手配をしよう。レンタル・ツアー会社は以下の3件が有名どころで、いづれもワンガヌイ・リバーの専門なので言ってみればこの川のプロたち。安心して任せることができる。料金、サービス内容は3社ともだいたい横一線。ただし若干オプションなどに違いが見られる。
カヌーレンタルに共通する主なサービスは以下通り。
・カヌーカヤックのレンタル
・予備のパドル
・ライフジャケット
・荷物一式が入る防水ケース
・マップ
・川まで/からの送迎
・旅中の自家用車の保管
・初日のカンタンな操作講習
レンタルカヌーのツアー会社は以下の3社があげられる。
- Whanganui River Canoes
唯一「ホリデーパーク」という宿泊施設を併設したツアー会社なので、前日泊がしやすいのが最大の利点。ロケーションはスタート地点よりもフィニッシュ地点に近いRaetihiという町にある。
- Taumarunui Canoe Hire
スタート地点であるtaumarunuiから3kmの地点にある。僕が使ったツアー会社。広い敷地を利用しての前泊キャンプは無料、そのほか前泊用のバックパッカー向けユニットもあった。
ステップ2 ハット・パスを購入する

夏期シーズン(10月~4月末)はハット・パスというものを事前に購入する必要がある。カンタンに言ってしまえば山小屋(ハット)/キャンプサイトの事前予約&購入がいりますよということだ。(ちなみに、ハイシーズン以外は料金が安くなる。)
山小屋やキャンプサイトの予約は、オンラインまたは、各街にある環境保全省(DOC= department of conservation。通称ドック。)のオフィスで行うことができる。オフィスは多くの場合、街の観光案内所とセットになっていることが多いので、すでにNZ入りされている場合はオフィスに行けばいろいろ聞けて便利かもしれない。
クレジットカード払いでよければオンライン・ブッキングが手っ取り早い。以下の公式ページから指示通りに泊まりたい日とハット名を選べばOK。空席状況がリアルタイムで確認できるので便利。ハットは夏の休日などは比較的埋まってしまうが、キャンプサイトなら大抵いつでも空いている。
NZのハットの仕組みについては以前解説したので、最後のリンクを見てほしい。
ステップ3 前泊できる場所を確保する

旅の当日の集合時間は早いので、どうしてもツアー会社の場所と同じ町で前泊することになる。上記の3件のツアー会社はどれも小さな町にあるので、宿の選択肢は多くはない。
ベストなのはやはりツアー会社の提供する宿に泊まることだろう。上記3件のうち上の2件はキャンプサイトも含めて宿泊施設を提供している。僕もTaumarunui Canoe Hireの広い敷地にテントを張って泊まった(上の写真)。また、3件目に紹介しているyeti toursは自前の宿はないものの、Whanganui River Canoesの運営するholiday parkに泊まれば距離的には近いので問題ないだろう。宿泊施設についてはツアー会社にメールを送れば親切に対応してくれるはずだ。
出発地点であるTaumarunuiにも一件ホリデーパークがある。
わかりにくい手続きも、こうやって順を追ってみるとそれほど難しくはないはず!ファンガヌイリバージャーニーの実際の模様は、電子書籍として出版しているので、99円の特別価格なのでポチッと呼んでみてほしい!
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Last Updated on 2022年9月24日 by 外山みのる
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